【IAAE2024】プロ注目の洗車用 “純水器” が勢揃い…仕上がり品質&作業効率UPが魅力 | CAR CARE PLUS

【IAAE2024】プロ注目の洗車用 “純水器” が勢揃い…仕上がり品質&作業効率UPが魅力

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【IAAE2024】プロ注目の洗車用 “純水器” が勢揃い…仕上がり品質&作業効率UPが魅力
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3月5日~7日に東京ビッグサイトで開催された、自動車アフターマーケットの活性化を目的とした商談型展示会「第21回 国際オートアフターマーケットEXPO 2024(IAAE 2024)」では、洗車用“純水器”をアピールする出展社が複数あり、来場者の注目を集めていた。

水道水の中に含まれるカルシウムやマグネシウム、鉄分といった不純物を取り除いた“純水”で洗車を行うと、カーシャンプーの泡立ちが良くなり、洗車後の水ジミ防止になるといわれている。不純物を含まないため自然乾燥OKで、水拭き不要な点も大きなポイント。拭き上げの作業時間が大幅に短縮され、拭き残しによる汚れや拭き上げ時にボディなどへダメージを与えるリスクも軽減できる。

純水洗車を高級洗車メニューとして提供しているカーディテイリングショップは以前からあるが、近年さまざまな洗車用純水器が登場。IAAE2024でアピールされていた、洗車用純水器をピックアップして紹介したい。

“超純水”を浄水する「ハイパーウォーター」

株式会社マーフィード(神奈川県横浜市・池田比呂志代表取締役)は、洗車用浄水ユニット「ハイパーウォーター」シリーズの3製品を訴求していた。

同シリーズ製品の特徴は、水道水の中に含まれるカルシウムやマグネシウム、鉄分といった不純物を浄水プロセス(物理ろ過 ・活性炭・逆浸透膜・イオン交換)により、純度99.99999%以上の“超純水”まで浄水できるところ。超純水による洗車は、塗装面にくすみや水あとが残らずきれいに仕上がり、拭き上げの必要がないためボディコーティング施工車のコーティング被膜にダメージを与える必要がなく、マットボディの洗車に最適だとアピールされていた。

出展ブースでは、ハイパーウォーターで不純物を除去した“超純水”と水道水を比較するデモンストレーションを実施し、同シリーズ3製品が展示されていた。

左から「HW-Pシリーズ」「HW-Rシリーズ」「HW-7000」

最上位のHW-Pシリーズは、遠隔監視や自動運転機能を搭載したハイスペックモデルで、24時間あたりの超純水生産量は10~40t。HW-Rシリーズは、水道圧で使用可能な省エネリーズナブルモデルで、24時間あたりの超純水生産量は7~28t。HW-7000は、キャスター付きで移動可能なタンク内蔵一体型モデルで、24時間あたりの超純水生産量は7t。各シリーズ製品は保証もあり、定期メンテンナンスから緊急対応までカバーするアフター体制が整っている。

イオン交換樹脂の入れ替えがラクな純水器「ピュアニッシュ」

株式会社グリーンライフ(新潟県三条市・外山裕一代表取締役社長)は、イオン交換樹脂式純水器「ピュアニッシュ」シリーズを出品していた。

イオン交換樹脂式とは、水道水に含まれる不純物を「イオン交換樹脂」が取り込むことで、純水を精製する仕組み。ピュアニッシュシリーズ品のイオン交換樹脂は、ナトリウムやカルシウムなどの陽イオンを取り込んで水素イオン(H+)を放出するカチオン交換樹脂と、塩素などの陰イオンを取り込んで水酸化物イオン(OH−)を放出するアニオン交換樹脂の2種類が含まれており、このイオン交換樹脂が水道水に含まれる不純物を取り込んで、H+とOH−の結合により純水が精製される。

またピュアニッシュシリーズ品は、イオン交換樹脂をカートリッジ式にして本体タンクに内蔵している。付属の不純物濃度測定器(TDSメーター)で純水になっているか確認でき、カートリッジが精製できる総純水量を超えて処理能力が低下(不純物濃度測定器で0が1ppm以下)したら、カートリッジの入れ替えだけで、手軽にイオン交換樹脂を取り替えられるところが大きな特徴といえる。

出展ブースでは、新製品の「ピュアニッシュ プロ JU-03」を強く訴求。同製品は効率よく純水を精製できる大容量タイプで、イオン交換樹脂カートリッジを3個セットできる仕様になっていた。

新製品「ピュアニッシュ プロ JU-03」

モード切り替え可能な純水器「ハイドロクリーンプロ」

株式会社アザレア(埼玉県狭山市・小見大樹代表取締役)は、手軽にモード切り替えを行えるイオン交換樹脂式純水器「ハイドロクリーンプロ」を出品していた。

ハイドロクリーンプロは、本体タンク内のイオン交換樹脂フィルターの作用で、水アカや水ジミの原因となる水道水に含まれる不純物を除去した純水を精製。イオン交換樹脂容量10Lの大容量タイプで、TDSメーターを付属。灌ぎにのみ20Lの純水を使用した場合、約130回分の洗車を行えるという。

4種類のモード切り替えが可能な「ハイドロクリーンプロ」

注目ポイントは、本体タンク上部のコックを回すことで4種類のモード切り替えが可能なバルブが搭載されているところ。イオン交換樹脂で精製された純水を利用できる「FILTER(純水モード)」。直接水道水が使える「BYPASS(水道水モード)」。長期保管時にタンク内で腐敗した水や雑菌などを排出できる「FAST RINSE(簡易洗浄モード)」。イオン交換樹脂全体を逆流水流でほぐし、内部に溜まった異物を排出する「BACK WASH(逆流水流モード)」という4種類のモードがあることでホースの繋ぎ変えが不要で、タンク内部の洗浄も行いやすい設計になっていた。

15Lのイオン交換樹脂式純水器「プロ ピュア ウォーター」

SPK株式会社のグループ企業である、株式会社カービューティープロ(東京都世田谷区・古賀大介代表取締役、沖恭一郎代表取締役)は、イオン交換樹脂式純水器「プロ ピュア ウォーター」を出品していた。

プロ ピュア ウォーターは、イオン交換樹脂の能力を最大限に引き出す設計により、効率的な純水精製を実現しているところが特徴。イオン交換樹脂容量15Lの大容量タイプで、LEDランプ採用のTDSメーターを付属。水道の蛇口につなぐだけですぐに使用でき、純水の最大採水量は2700L。洗車1回あたりの平均使用量が約50Lだった場合、約50回の洗車が可能だという。タンクに直接イオン交換樹脂を入れるため、注意点としてイオン交換樹脂を素手で触れないようにし、飛沫する可能性があるため清掃しやすい環境で行う必要がある。

15Lタイプは全国展開するカーケア専門ショップ「カービューティープロ」加盟店専売品だが、一般ユーザー向けの5Lタイプをカービューティープロブランドのオンラインショップ「R-Collection」にて発売予定とのこと。

左は、一般ユーザー向けに発売予定の5Lタイプ。右は「カービューティープロ」加盟店専売品の15Lタイプ

洗車用の純水器はさまざまあり、特徴や機能性、販売価格を調べて選ぶ必要があるが、いずれにしても純水洗車は水拭き作業が不要になる点が大きな魅力で、作業効率化に直結する。クルマがどれだけ進化しても洗車ニーズはなくならない。これから洗車ビジネスに注力したい事業者は、純水器の導入を検討してみる価値はあるのではないだろうか。

《カーケアプラス編集部@金武あずみ》

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