【IAAE16】「馬」いらずの簡易リフトでフィールド整備の幅が広がる
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「QUICKJACK」というこの製品は、ひし形のボックスフレームを車のサイドシルの下に2つ配置し、油圧で全体を持ち上げる。このとき、車のジャッキアップポイントには付属のゴムブロックをあてがう。写真をみれば細かい説明は不要だろう。
製品は、最大荷重能力によって3タイプあり、いちばん重いもので3175kgまで持ち上げることができる。揚程高はタイプ、使用するゴムブロックによって変わるが、432mmから538mm。畳んだ状態では76mmから89mmとよほどのクルマでない限り、ジャッキが入らないということはないだろう。逆に最低地上高の高いSUVやクロカンなどには、ゴムブロックを重ねて使うか(2つまで)、別売りのエクステンションを利用するそうだ。
油圧ポンプを動かすモーターはDCモーター(12V/880W)だが、ACアダプタータイプもある。もうひとつユニークなのは、ポンプとジャッキのダンパーをつなぐオイルホースのジョイントがワンタッチで延長できることだ。現場では特殊なジョイントがついたホースをつなぐだけでエア抜きなど必要ない。
メーカーはRanger Productsというアメリカの会社だが、ネット通販で購入可能。日本では「88House」と「サンケン」が輸入代理店となっている。
《中尾真二》
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