ゴルフトーナメント会場に大量の重機・建機 その2…キャタピラー CAT Ladies
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油圧ショベル312F GCは、オフロード法2014年基準に対応しながら、尿素SCRシステムを必要としない。稼働条件によっては、工事ごとに尿素水を補給したりメンテナンスが必要だったものが、不要となる。また、運転質量を12.5トンに抑えることで、セルフローダーでの輸送を可能とした。専用の回送車などを用意しなくてもよく、ランニングコストを下げられる。
また、現地に展示してある312F GCのバケットはスケルトンタイプとなっている。よくみると「CAT」のロゴが入っており、じつはキャタピラー純正のバケットで、ニーズに応える形でオプションラインナップされた。
ホイールローダ(950MZ)は、新設計のロックアップトルコンにより前進5速のトランスミッションを搭載する。新設計のトランスミッションは、燃費や加速性能に貢献する。CAT Connectテクノロジーでは、バケットですくい上げた土砂などの重さが自動計測され、管理システムとの連動によって、トラックに積み込む作業と同時に積載量管理ができる。バケットの自動計測について、計測ポジションがとくに決まっているわけではないないので、すくって荷台に載せる作業をするだけで、今何トン積んだかがわかるようになっている。
ところで、キャタピラーはなぜ女子ゴルフのトーナメントのスポンサーを長年続けているのだろうか。同社広報によれば、土木・建築業界にはゴルフファンも多く、販売店と共同で観戦ツアーを企画すると非常に喜ばれるという。北米ではNASCARなど自動車レースのスポンサーになることはあるが、ゴルフトーナメントのスポンサーは、マレーシアなどで行っている程度で、グローバルでメジャーな取り組みというわけではない。
顧客へのサポートとして、ブランドイメージや顧客ロイヤリティのために、ゴルフトーナメントの支援を行っているとのことだが、同時に箱根での開催は19年目になるといい、地元箱根町の人たちと、夏恒例のイベントを盛り上げるという意味もあるそうだ。昨年などは火山活動の問題などがあり観光客が減っていたが、地元との協力で2015年のCAT Ladiesも無事に開催できたという。
《中尾真二》
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