サビは愛車の天敵! 今からでも遅くない「防錆処理」のススメ | CAR CARE PLUS

サビは愛車の天敵! 今からでも遅くない「防錆処理」のススメ

特集記事 コラム
PR
サビが進行している軽トラックの下回り(その1)
サビが進行している軽トラックの下回り(その1) 全 12 枚 拡大写真
大切な愛車に長く乗り続けるには「防錆(ぼうせい)処理」が欠かせない。防錆処理とは、車体をサビから守るために行うもので、防錆塗装や錆び止め処理とも呼ばれている。

新しいクルマはサビにくくなっている。とはいえ、積雪量が多い地域では、除雪や豪雪支援対策として配布される融雪剤がサビを呼びやすい。また、以前よりも同じクルマに長く乗る傾向が全国的に高まっており、車体の寿命をのばしたい人にとって「サビ対策」は必要と言えるだろう。

サビの主な原因は、飛び石などによる小キズ、酸性化した雨水、ホコリ・糞害などによる汚れが一般的だ。また、沿岸エリアでは塩分を含んだ潮風がサビの原因になりやすく、積雪エリアでは凍結防止剤(塩化ナトリウム)や融雪剤(塩化カルシウム)がサビの発生を誘発してしまう。

サビが進行している軽トラックの下回り(その3)


◆「防錆処理」を施すときはショップ選びが大切

車を購入するときや車検のタイミング、季節の変わり目などに防錆処理を施す機会があると思うが、このとき最も重要なのは「信頼できるショップを探して、効果的な防錆処理を依頼する」ことだ。

ディーラーなどを経由して見知らぬ業者に防錆処理を依頼した場合、効果があまり期待できない防錆剤をおおまかに吹きかけるだけの粗雑な処理をされている可能性もある。そういった事態を防ぐには、誠実で技術力が高く経験豊富な専門ショップを探す必要があるだろう。

◆長野県岡谷市「郷田鈑金」の防錆処理サービスに注目!

郷田鈑金(長野県岡谷市、駒場豊社長)は、1969年から鈑金・塗装修理を行っている老舗の専門店。熟練した技術を持つメカニックたちが、事故修理をはじめ、ロードスターのレストア事業も展開している。同社では、これまで使用していた防錆剤や機材を刷新し、より高精度で長期的な効果が見込める防錆処理サービスを2016年8月から開始している。

郷田鈑金の店舗外観

郷田鈑金の専門スタッフが「防錆処理」を行っている様子

同社の防錆処理サービスで注目したいのは、水性の防錆剤「デニトロール」を使用しているところ。まず始めに、スプレー噴射機を使用して液体状のデニトロールを下回りなどに吹きかけたあと、水が溜まってサビやすい部分にデニトロールの「浸透剤」を流し込み、溶接部や接合部に防錆剤を浸透させる。

水が溜まりやすい部分に「デニトロール浸透剤」を塗布しているところ

さらに、柔軟性があるデニトロールの「密封剤」を塗布。この密封剤は厚い被膜を作り、割れにくく剥がれにくい特徴があるため、より防錆効果が高まり長期的に車体をサビから守ることができるようになるという。

防錆剤「デニトロール密封剤」を入れたスプレー噴射機

下回りの防錆処理が完了した状態

◆愛車のサビを放置すると……

防錆処理を施さず、洗車やワックスがけなどのメンテナンスも行わないまま、キズや汚れを放置してしまうと徐々にサビが進行し、いつしか車体に大きな穴が空いてしまう。

そのような状態に陥ってしまうと、不具合が頻発して車検に通らなくなり、最悪の場合、サビて腐食した金属パーツ(マフラーなど)が走行中に落下して大事故に発展してしまうこともありえる。

サビが進行している軽トラックの下回り(その2)

当然ながら、サビだらけで穴が空いた車体の補修や修理には、多額の費用がかかる。また、中古買取の査定価格が相場より低くなるのはもちろん、買取を拒否されるケースもあるだろう。クルマにとって、サビはデメリット以外の何物でもない。大切な愛車に長く乗りたい人は、今からでも防錆処理を検討してみてはどうだろうか。

<店舗情報>
郷田鈑金
〒394-0021 長野県岡谷市郷田2丁目1-37
tel.0266-23-2937, fax.0266-23-3683
営業時間:平日8:45~17:30
定休日:年末年始・GW・夏期/当社カレンダーによる
ホームページ:http://www.godabp.com/

《カーケアプラス編集部》

この記事の写真

/

特集