【トヨタ スズキ 業務提携】鈴木会長自ら協議を持ちかけ…将来に危機感
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鈴木会長は「独立した企業として経営していく覚悟であることに変わりはない」としながらも、「従来から取り組んできた伝統的な自動車技術を磨いていくのみでは将来は危ういことは理解している」と危惧を示した。
そのうえで「こうした悩みをこれまでも時々、豊田章一郎名誉会長に聞いて頂いていたが、つい最近、9月であったと思うが、具体的にトヨタさんの協力を頂くことはできないかと思い切って相談を致した。そうしたところ、豊田名誉会長からは『両社による協力について協議だけはしてみても良いのではないか』といって頂き喜んでいた」と述べた。
さらに「その後、先週のことだが豊田章男社長と相談する機会を得て、いろいろなお話をさせて頂き、その結果、豊田社長からもスズキとの協力に関心を示して頂き、両社でいかなることができるのか、協議をしてみようということになった」と、提携に向けた協議を始めることになった経緯を説明した。
一方、協議の具体的な中身に関しては、話し合いのテーブルにつくことを決めたばかりだとして、鈴木会長、豊田社長ともに「すべてはこれから」と述べるにとどめていた。
《小松哲也》
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