小学生が初めて「クルマ屋さんのお仕事」を体験!川崎市のアスナルで職場体験を実施 | CAR CARE PLUS

小学生が初めて「クルマ屋さんのお仕事」を体験!川崎市のアスナルで職場体験を実施

イベント イベントレポート
事務作業を体験した女子。電話で注文を受ける時には緊張、緊張
事務作業を体験した女子。電話で注文を受ける時には緊張、緊張 全 6 枚 拡大写真
川崎市立苅宿小学校の3年生が、11月16日(水)、17日(木)、18日(金)の3日間、カーディテイリングショップのアスナル(神奈川県川崎市、宮崎慎也社長)を訪れ、洗車や事務作業を体験した。

これは苅宿小の職場体験学習の一環で、アスナルは2014年から受け入れている恒例の授業だ。児童にとっては興味と緊張の連続。カーケアプラス編集部は16日に同社を訪れ、小学生たちの“はじめてのおしごと”の様子を覗き見させてもらいました!

◆男子は洗車、女子は事務作業を体験

「おはよーございます!よろしくおねがいします!」

みんなで声を合わせた元気な挨拶とともに、小学生4人がアスナルの事務所に到着。この日は男女2人ずつの児童が参加し、初めてクルマ屋さんの仕事を体験した。宮崎社長の話に続き、みんなでお揃いのエプロンを着用。男子は洗車、女子は事務作業とそれぞれが担当する場所につき授業がスタートした。

店先の作業場で行われた洗車では、本物のクルマと実際に使用される洗車器具を用意。クルマに加え、普段見慣れない器具を目の当たりにした男の子たちのテンションは急上昇だ。

宮崎社長の指導のもとシャンプー液を使用してタイヤ・ホイール・ボディ・ウインドウガラスを洗っていく児童。コンプレッサーを使ってボディーやタイヤの水を吹き飛ばす作業や、車内の掃除機がけなども体験した。最初は使い慣れない器具に悪戦苦闘していた児童たちも、宮崎社長の手とり足とりの指導のかいもあり、洗車が終わる頃にはスイスイと使いこなしていた。子供の吸収力はやはりあなどれない。

熱を帯びた指導をする宮崎社長と、それを一生懸命実践する生徒。さながら師匠と弟子のような関係が、短時間で作り上げられていった。元気にはしゃぐ弟子たちに、師匠が翻弄されるシーンも目立ったが、終始笑顔が溢れる、楽しい時間となった。

◆緊張の電話対応

一方、事務所を覗くと、女子生徒2人が「おせわになっております」、「ありがとうございました」などと緊張の面持ちで繰り返し口ずさんでいた。どうやら電話対応の練習をしているようだ。というのも、宮崎社長の図らいで体験学習の期間中、アスナルの取引先である車楽(愛媛)の松山店、西条店、新居浜店やソフト99コーポレーション(東京)、ディースタイル(埼玉)から注文の電話をかけてもらえる段取りができあがっていたのだ。

注文の受け方などの指導を受けている時に電話のコールが鳴り響く。予期せぬタイミングでの対応となったが、練習の成果をいかんなく披露していた。最後はしっかりと注文を受け付けると、ホッと一息。緊張から解き放たれ、思わず安堵の笑みもこぼれていた。この日、実際に電話をかけた車楽・松山店の栗林さんも「とにかく元気で、受け答えもしっかりしていました」と手放しでホメるほどの、しっかりとした対応だった。

他にも商品のラベル貼りや、受注した商品の発送伝票や梱包、さらにお礼の手紙を書き作業は完了。丁寧で正確な作業をしていた生徒に、アスナルの店員からは思わず「あら上手!アルバイトに来て欲しいくらいだわー」との声。それに対し生徒が「大人になったら働こうかなー」とマンザラでもない様子を浮かべていたところを見ると、初めての経験を十分に満喫していたようだ。

◆地域活性に一役

生徒全員がケガもなく無事作業を終え、職場体験は約1時間で終了。最後はアスナルの宮崎社長はじめ社員たちと生徒全員で記念撮影をし貴重な体験が終了した。電話対応した女の子は「電話が難しかった。ハラハラした」と言っていたが、それでも最後には「楽しかった!」と大きな声で答えてくれた。

この日参加した児童を合わせて、アスナルには3日間で12人の小学生が訪れ、職場体験を行った。他にも郵便局やコンビニ、牛乳販売店、畳店など様々な近隣店舗が、この授業の受け入れ先として参加しているそうだ。地域住人が連携して地元を盛り上げることの大切さを、小学生たちの充実した表情が教えてくれた気がする。こういった経験の積み重ねが次の世代にも繋がっていけば言うことはない。

《カーケアプラス編集部》

この記事の写真

/

特集