【ストップ 粗悪修理】修理せずパテを塗って隠蔽!…不完全修復の全貌 その10 | CAR CARE PLUS

【ストップ 粗悪修理】修理せずパテを塗って隠蔽!…不完全修復の全貌 その10

特集記事 特集企画
写真1-1
写真1-1 全 6 枚 拡大写真

本記事では、BSサミット事業協同組合・業界問題委員会を中心に収集している他社工場での粗悪修理の事例を紹介していく。目の届かない部分における手抜き処置や、質の低い作業など、粗悪修理の行われた車両は、命の危険も伴う。今後このような不具合車両が無くなるよう、安全で適切な修理を行うことの重要性を呼びかけていきたい。

修理をせず「パテの厚塗り」でごまかし!

入庫された車の作業前点検で不正修理が見つかった! 修理をせず、骨格部位に1センチ程度の厚さでパテを塗ってごまかされていた。さらに、溶接が外れてサビが発生していたり、ボディの骨格部を修理しないまま部品を取り付けたことで、部品に無理な力がかかっていた。 (写真1-1、1-2、1-3)

損傷を放置したことでサビが発生!

フロントバンパーの交換で入庫した車を点検したら、フロントフェンダーの接合部にサビが発生していた! 外板パネルのちょっとした損傷をそのまま放置したことが原因だと思われる。 (写真2-1)

修理を断られ、他工場で点検したら…

カーオーナーから「過去に修理を依頼した工場が取り合ってくれないので、点検してほしい」との相談を受けた。車を確認したら、右側サスペンション下のロアアームが変形していた! 最善の修理として、ナックル・ストラットを交換した。 (写真3-1)

雨漏りの原因は、過去の手抜き対応! 

「雨漏りがするので修理してほしい」との依頼があった。車を点検したら、過去に右側のアウトサイドパネルが取り替えられていたことが判明! この取り替え時に、隣接パネルの接合部のシーリング材が不足し、しっかりとした防水対応が行われていなかったことで雨漏りが発生してしまったのだろう。その結果、トランクフロアに水がたまり、サビが発生していた。過去の粗雑な対応が引き起こした残念な事例だ。 (写真4-1)

《カーケアプラス編集部》

この記事の写真

/

特集