【カーオーディオ・インストール雑学】パート9「カスタム・インストール」#01「ストック・インストールのいろいろ」
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ここまでは主に、音を良くするため、という観点に立ってインストールの基礎知識をご紹介してきた。しかし今週からは、ルックスを際立たせるためにどのようなノウハウがあるのかを、考察していこうと思う。
ちなみに、「カスタム・インストール」の対義語とは、「ストック・インストール」である。こちらでは、“純正の状態をいかにキープするか”がポイントとなる。
ただし、この中にもアプローチは2つある。1つは、純正状態をそのまま残すことを重視するもの、もう1つは、“純正のような”仕上がりを目指すもの。この2つは、同じ「ストック・インストール」でも、立ち位置がまったく逆だ。前者は、純正の状態から“切った貼った”をしないことが大事であり、後者は、“切った貼った”をしながらも、しかし一見純正のように見える、というスタイルなのである。
実際のところ後者は、「カスタム・インストール」であると言っていい。そしてさらにいえば、もっともセンスが問われるカスタム手法、ということもできる。ど派手なカスタムは、ときとして手数の多さで勝負できる。しかし、“ストック・インストール”的な“カスタム”では、デザイン性であったり、色彩美等々、外してしまったら失敗も有り得る。難易度は相当に高いのだ。
今回はここまでとさせていただく。次回は、カスタム・インストールにおける、“フィニッシュ”のいろいろについて解説していく。お楽しみに。
《太田祥三》
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