【IAAE 2017】水性で健康にもやさしいが汚れには強いコーティング…JAPAN QUALITY
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イベントレポート
ブースには見本として半分だけコーティングしたシートが展示してあり、サンプルの革の切れ端を使った実演もしてくれる。すでに半分だけ「柔」でコーティングした革に、デニムの布でこするのだが、確かに色移りする部分としない分で境界線が確認できる。彗星ペン、油性ペンで落書きしても、水拭き、または溶剤で軽く拭けば、コーティングされた側は落とすことがきた。コーティングなので、キズもつきにくい。1円玉でこすってみても、キズのつき方が異なる。
コーティングは3年ほどもつそうだ。テストは80kgの人が1日10回乗り降りする想定で行っている。対応する素材はレザー、革以外にもアルカンターラ、スエード、モケットなどもOKだ。若干起毛の手触りが変わるが、ソフトコーティングなので、いかにも透明樹脂で守っていますという違和感はない。汚れは拭き取れるので、飲み物や食べこぼしのシミもつきにくい。
かなり優秀なコーティングのようだが、柔はじつは水性だという。そのため、ニオイもほとんどなく、作業者、利用者ともに安心・安全である。
施工はシート1脚につき2万円からだそうだ。
《中尾真二》
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