「FOCAL」の新パワーアンプ&プロセッサーがいよいよ登場! プロセッサーはハイレゾ音源にも対応!? 事前情報を一挙公開!
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その同社が、今年もまたこれら新製品で、ひと旋風を巻き起こしそうな雰囲気だ。デリバリー開始時期は「春から初夏にかけて」とのこと。もう間もなくだ。
■特長は、“小型”であることと“高性能”のバランスにアリ。
これら新製品のプロトタイプは実は、2月に開催された『大阪オートメッセ2017』の「ビーウィズ」ブースにて展示されていた。当サイトの『大阪オートメッセ2017』のリポート内でも写真を掲載していたので、気になっていた方も多かったはずだ。
それらの概要が、ようやく編集部のもとに届けられた。注目ポイントをご紹介していこう。
まずは新パワーアンプシリーズから。その名は、『FPXシリーズ』だ。
ちなみに、現行の「FOCAL」のラインナップ中に、『FDシリーズ』として3機種のDクラスパワーアンプがあるが、当『FPXシリーズ』も、主体はDクラスアンプである。ただし、『FDシリーズ』よりも機種数が多く、それぞれがハイパワー。つまりは、『FDシリーズ』よりも上に位置するラインと考えて良い。なお価格については、現状未定となっている。
シリーズは計5機種で構成される。下記に挙げる4機種の他、5chモデルが1機加わるとのことである。
☆FPX4.800
●仕様:4/3/2ch Dクラスパワーアンプ ●定格出力:120W×4(4Ω) ●最大出力:185W×4(2Ω)、370W×2(4Ωブリッジ) ●周波数特性:10Hz~20kHz ●サイズ:237x132x53mm ●重量:2kg
☆FPX4.400 SQ
●仕様:4/3/2ch ABクラスパワーアンプ ●定格出力:70W×4(4Ω) ●最大出力:100W×4(2Ω)、200W×2(4Ωブリッジ) ●周波数特性:10Hz~22kHz ●サイズ:314x175x57mm ●重量:3.7kg
☆FPX2.750
●仕様:2/1ch Dクラスパワーアンプ ●定格出力:220W×2(4Ω) ●最大出力:385W×2(2Ω)、770W×1(4Ωブリッジ) ●周波数特性:20Hz~22kHz ●サイズ:237x132x53mm ●重量:2kg
☆FPX1.1000
●仕様:1ch Dクラスパワーアンプ ●定格出力:420W×1(4Ω) ●最大出力:700W×1(2Ω)、1000W×1(1Ω) ●周波数特性:15Hz~250Hz ●サイズ:297x132x53 ●重量:2.55kg
基本的には、“小型”と“ハイパワー”が特長だ。しかしながら、巷にある“超小型”モデルとは、ひと味違っているようだ。“超小型”であることに特化せずに、“コンパクトさ”と“高性能”をバランスさせたシリーズであることが見て取れる。
また、1機種ABクラスのモデル、『FPX4.400 SQ』をラインナップさせているところも注目ポイントだ。当機のみ、横幅が300mmオーバーとなり、超小型というには少々大きな筐体となっている。そして定格出力も標準的。モデル名に“SQ(サウンド・クオリティ)”と付いているところからもわかるように、音質を優先させたモデル、というわけだ。その優先度合いがいかほどなのかにも、期待が膨らむ。
■ソースユニット以外を「FOCAL」製品で統一可能に!
そして、パワーアンプ以上に注目なのが、「FOCAL」から初登場となる“プロセッサー”だ。製品名は、『FSP-8』。
最大の注目ポイントは、「光入力で“192kHz/24bit”のハイレゾ音源が入力可能」、というところ。現在、ハイレゾ音源に対応しているプロセッサーはいくつかあるが、光入力で“192kHz/24bit”のハイレゾ音源に対応しているプロセッサーはまだまだ少数波だ。その状況の中で、当機が大きな存在感を放つであろうことは、間違いない
制御可能なch数は8ch。もちろん、ハイレベルインプットにも対応し、“6chミキシング機能”も搭載されている。別売りのコントローラーでは、プリセット番号の記憶、呼び出しができ、サブウーファーのレベルコントロールも可能とのことだ。使いやすさにも配慮が行き届いたモデルであるようだ。
さて、これらの新製品の登場により遂に、ソースユニット以外をすべて「FOCAL」製品で統一することも可能となる。「FOCAL」ファンにとっては特に、聞き捨てならないニュースである。
かくしてもっとも気になるところは、それぞれの実力のレベル。それについての続報を、楽しみにお待ちいただきたい。
《太田祥三》
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