ナント、駅のホームにレーシングカーが!
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アシックスといえば、やはりイメージ的に強いのはスポーツ用品ブランドとしてのそれだが、実は建設現場等で使用される靴などの「ワークプロダクト」も大規模展開中。アシックスジャパンのワークプロダクト事業部長・小川博之氏は「こちらの分野におけるアシックスの認知度もさらに上げて、多くのワーカーのみなさんに良いものを使っていただきたい」との旨を語る。
そうしたワークプロダクト事業活動の一環として、アシックスジャパンは2016年からレーシングチーム「インギングモータースポーツ」とサポート契約を結び、スーパーフォーミュラ(SF)を戦う同チーム(SFのエントラント名は「P.MU/CERUMO・INGING」)のスタッフの足元を支えるなどしている。専門性の高い作業に従事するプロフェッショナルのためのワークプロダクト、その象徴的な使用領域であるトップレースカテゴリーを戦う強豪チームと組み、様々な面で共闘中なのだ。
そして今回、京浜急行線の品川駅構内にある提案型直営店舗「アシックスステーションストア品川」が5月11~31日の期間はワークプロダクトをテーマに展開されることとなり、インギングのSFマシン(2009~13年型)がその中心展示を務めるかたちになった。
期間中は最新商品群やキャンペーンの情報をキャッチできる店舗展開がなされ、6月の「父の日」に備えたギフトラッピングサービス(先着100名)等も行なわれる。さらには店内商品購入者にSFマシンのコクピット体験、ヘッドマウントディスプレイを装着してのレースコース走行映像体感が特典として用意される。
期間初日のお披露目には、P.MU/CERUMO・INGINGのドライバー、2015年のSFドライバーズチャンピオン 石浦宏明選手が来場。1/1000秒を争う世界で戦うチームスタッフの素早くて正確な作業にアシックスのサポートが活きていることを強調するとともに、「とてもいい機会だと思いますから、たくさんの人にレースに興味をもっていただいて、『このマシンのエンジン音は?』『こういうマシンで選手たちはどんなレースをするんだろう?』と思ってもらえたら嬉しいです」と語った。
「そして一度サーキットに来て、実際にレースを見てもらえれば、と思いますね。そうすると、実際にリピーターになってくれる方も多いんですよ。日本のモータースポーツがもっと盛り上がっていったらいいな、と思っています」とも語る石浦選手。駅構内という日常空間にスーパーなレーシングマシンが登場することで、普段はレースに縁がない層への格好のアピールになることは間違いないだろう。
電車とフォーミュラマシンという稀なミックスアップで、フォトスポットとしても人気を集めそうだ。
駅のホームにレーシングカー! スーパーフォーミュラの石浦選手登場…アシックスの駅構内ストアが新展開
《遠藤俊幸》
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