ヒストリックカーファン必見! あの名作タイヤ復活へ
ニュース
新製品
タイヤもその例外ではなく、商品性の時代的変化や需要の衰退、法規や技術規格の規制などから、現在の市場では適切な補修用タイヤの購入や確保が難しく、愛好家たちの頭を悩ませている。
そうしたユーザーの声を受けて立ち上がったのが、今年、創業100周年を迎える横浜ゴム(ヨコハマタイヤ)だ。ヨコハマは、100周年の記念事業として、同社の歴史的ヒット商品「ADVAN HF Type D」を復活させ、ヒストリックカー向けタイヤ市場に参入することを発表、今年1月の「東京オートサロン」でプロトタイプを出展し大きな反響を呼んだ。そして、ついに10月の発売へ向けて開発サイズが決定された。
1981年に発売された「ADVAN HF Type D」は、サーキットレースで使用されるレーシングスリックタイヤにディンプルを施したトレッドデザインを片側に採用、斬新な商品性と優れた走行性能で高い評価を得た。後にポルシェのスポーツモデルに新車装着されるなど、1980年~1990年代に国内外で「YOKOHAMA」の名を高めた商品のひとつだ。
今回開発を予定しているサイズは、オリジナルタイヤを販売していた1970年代~1980年代当時の車両に向けたサイズとなっている。サイズの決定にあたっては、ヒストリックカー愛好家などの要望をよりダイレクトに反映すべく、東京オートサロン2017などの自動車ショーや、第9回ノスタルジック2デイズといったヒストリックカーイベントの会場においてユーザーアンケートを実施。その結果、15インチ~13インチの6サイズを開発することになった。
復活する「ADVAN HF Type D」は1981年発売のオリジナル商品のデザインを再現。10月の発売が待ち望まれる。
■開発予定サイズ
インチ/扁平率/タイヤサイズ
15インチ/50/225・50R15 91V
15インチ/50/205・50R15 86V
14インチ/60/185・60R14 82H
14インチ/70/195・70R14 91H
13インチ/60/185・60R13 80H
13インチ/70/185・70R13 86H
《カーケアプラス編集部》
この記事の写真
/