暮らしを楽しくする新しいクルマ…次世代型の電動車椅子のカタチ
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WHILL株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:福岡 宗明、 以下WHILL(株))が、2017年4月に発表した次世代型の電動車椅子「WHILL Model C」が、2017年度グッドデザイン賞を受賞した。
WHILL Model Cの一本のストレートラインが際立つ製品のデザインそのものや、省スペースの車のトランクにも分解して車載できる機能、服を選ぶように自分の気持ちに合った色の外装に着せ替えができる6色のカラーバリエーションなどが評価されての受賞となった。
◆審査委員の評価(グッドデザイン賞ホームページから抜粋)
インパクトのあるスタイリングで話題となった「Model A」がさらに進化、コンパクト化し、工具不要の分解機能を備えて、一般のセダンのトランクに搭載可能となった。部品点数も大幅に減り、スッキリした外観とコストダウンを実現しており、既存の車椅子製品とは異質の圧倒的な軽快さをアピールしている。スタートアップ企業の製品とは思えない高いレベルの作り込みに迫力が感じられた。
担当審査委員| 羽藤 英二 青木 俊介 菅原 義治 森口 将之 Hrridaysh Deshpande
◆ WHILL Model C 概要
2017年4月に発表されたWHILL Model Cは、販売中のフラッグシップモデルWHILL Model Aのデザインや走行性能を継承しつつ、車載性や収納性を高める分解機能、取り外し可能な軽量バッテリー、カラーバリエーションの追加、3G回線搭載によるサービス提供などの新機能を搭載し、外出シーンでの利便性を高めた、普及価格帯で提供するWHILLパーソナルモビリティの最新モデル。2017年夏より順次出荷を開始した。
【特徴】
[1]高い小回り・走行性能
・横幅55cmのボディと、WHILLが独自に開発した前輪のオムニホイール(全方位タイヤ)により、一般的なハンドル型電動車いすの約半分である(*)約76cmの最小回転半径を実現
・オムニホイールと高出力モーターにより、従来の車いすでは難しかった最大5cmの段差を乗り越え可能
・日本電産と共同開発した高出力のインホイールモーターによる、超低速でもなめらかな運転を実現
*一般的なハンドル型電動車いすの回転半径は約110~150cm程度(WHILL調べ)
[2]シンプルなデザインとカラーバリエーション
・手元で電源ON/OFFやスピード調整可能、アーム部分は跳ね上げが可能なため横からの乗降もスムーズに行えるなど、直観的な操作と快適な使い心地を実現
・ホワイト、グレー、ブラック、ブルー、ピンク、ゴールドの6色のカラーバリエーションに対応
・20Lの大容量で買い物にも便利なショッピングバスケット(かご)をボディ下に標準装備
[3] テクノロジーが実現する安心機能
・電動車いすとして日本で初めて(*)3G通信モジュールを搭載。ファームウェアアップデートを遠隔で実施可能。サポートサービス「WHILL Smart Care」加入者は、遠隔から機体情報を確認できる「スマート診断」を利用可能
・アプリでスマートフォン等から詳細設定や遠隔操作ができるほか、オプションのスマートキーによる簡単なロックも可能
・片流れ防止機能、注意が必要な環境を走行する際の音声案内機能などを搭載
*日本市場向けに販売する電動車いすとして(WHILL調べ)
《カーケアプラス編集部》
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