【TMSレポート】編集部がオススメするモーターショーの歩き方
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イベントレポート
2年に1度のイベントとあって、この週末に東京ビッグサイトにお出かけを考えている読者も多いことだろう。
そこで、一足先に会場を覗いた編集部員が、“勝手に” 選んだ見どころを紹介したい。お出かけ前の参考になれば幸いだ。
◆トヨタブース(西1ホール)
「いきなり王道かい!」と言う人も多いだろうが、「さすがトヨタ」と唸らせる展示内容だ。自動車メーカー各社の展示が全体的に“薄味”なのに対して、未来を感じさせるコンセプトカーを中心に、スポーツカーや「センチュリー」「クラウン(コンセプト)」といった新型車などバランスの取れた内容だ。
古き良きモーターショーを感じさせる、正に王道の展示で、これから先のクルマがどうなっていくのか、という「ワクワク感」を感じさせる数少ないブースだと思う。
◆ヨコハマタイヤブース(東6ホール)
今年で創立100周年を迎えるヨコハマタイヤの展示では、同社の100年の歩みを見ることができる。また、クルマのコンセプトカーはよく知られているところだが、実はタイヤにも「コンセプトタイヤ」というものがあり、ヨコハマブースでは将来技術という形で、様々な未来のタイヤが展示され興味をそそる。
さらにヨコハマでは趣味性の高いタイヤ、特に「旧車」向けのタイヤの復刻発売など、クルマ好きのために頑張っている。もちろん、そんなタイヤも実際に見ることができる。
◆トラック・バスブース(東1・2ホール)
乗用車にスポットライトが当たりがちなモーターショーだが、意外と楽しめるのが、トラックやバスなどの大型車メーカーが集まる一角。普段、街中で見かけることはあっても、ジックリ見る機会はほぼ無いだろう。実際に足を運ぶと、その先進性やハイテク感などのギャップにきっと驚くと思う。
また、大型車が展示されているので、ワリとゆったりと見られることもポイント。お子様連れにはうってつけの場所だ。
◆カーメイト(東7ホール)
クルマ好きにはお馴染みのカーメイト。芳香剤からルーフキャリアまで、同社の製品を誰もが1度は手に取ったことがあるのでは。展示では、“音声操作”ができるチャイルドシートや“自動巻取り”機構搭載の新型タイヤチェーンなど、「あったらいいな」と思う機能がついた製品が並べられている。
もちろん、今年の用品大賞を受賞した、ドライブレコーダー機能付き全天周360度カメラ「ダクション360」の実演もある。また、VRでチャイルドシートの衝突実験を体感できたりと、エンターテインメント性も高いのでオススメだ。
◆二輪メーカー各社(東7ホール)
ついつい四輪に目がいきがちだが、二輪メーカーも話題が多かった。
世界に先駆け、東京モーターショー2017のカワサキブースで発表された『Z900RS』。「『Z1』の再来!」と言われる超注目モデルだけあって、カワサキはモーターショーでのプレスカンファレンスに続き、近隣ホテルで追加の記者会見を行ったほど。
ホンダブースでは、ゴールドウイングが17年ぶりにフルモデルチェンジ。またモンキーが125ccで復活したりと、本家モーターサイクルショーを凌ぐ勢いを感じた。
6輪生活に憧れる者には、たまらなく魅力的なエリアだろう。
◆西3・4ホール全般
最近のモーターショーの展示というと、東ホールに多くの自動車メーカーが集まるので、西ホール、特にちょっと長めのエスカレーターを上がった、3階に位置する3・4ホールには足が遠のきがち。だが、実はクルマ好きを喜ばせる要素がモリモリなのだ。
アルミホイールやヘッドライトバルブなどの用品や、工具類の展示に加えて、役所関係の展示物も眺めてみると意外と面白い。
また、お約束の「トミカコーナー」もあり、家族連れでも楽しめる会場だ。モーターショー限定トミカはお土産にゲットしたいアイテム。
何かと盛り上がりに欠けると言われていた今回のモーターショー。そうは言っても、2年に1度のクルマ好きの祭典。未来に対する各メーカーの取り組みが、工夫を凝らした演出で展示されているので、じっくりまわれば確実に1日掛かりになるだろう。
会場に行ってみてから、自分なりの楽しさをゆっくりと見つけてみるのはいかがだろう。
なお、全館を巡ると結構な距離を歩くことになるので、スニーカーを忘れずに。
《カーケアプラス編集部》
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