【カーオーディオ・マニア】ワイヤリング編 その2「リモートとは?」
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先週はまず、「バッ直」について解説した。「パワーアンプのプラス側の配線をメインバッテリーから直接引っ張る」ことの必要性等々を紹介した。それに引き続いて今回取り上げる「リモート」とは…。
これは、パワーアンプのオン/オフをつかさどる配線である。オン/オフのスイッチを設けなければ、プラス側の電源は常にパワーアンプに流れてくることとなり、簡単にバッテリー上がりが起こってしまう。「リモート」の配線を確実に行えば、それが防げる、というわけだ。
実際には、以下のような作業が行われる。メインユニット側(市販ナビ等)の裏側に設定されている「リモート」端子と、パワーアンプのリモート端子とをケーブルで繋ぐだけでOKだ。そうすると、メインユニットに電源が入ったときにその「リモート端子」から信号が発せられ、パワーアンプ側ではその信号を受け取ると電源がオンになる。
なお、使用しているメインユニットが純正の場合には、「リモート」端子が備わっていないことが多い。というのも、外部パワーアンプを接続する前提に立っていないからだ。その場合はどうすればいいのかというと…。
一般的には、「ACC電源」をどこかしらから分岐させて(どこから取るかはケースバイケース)、「ACC電源」のオン/オフと連動させることが多い。または、「ハイローコンバーター」を使用して、それに設定されている「リモート」端子が活用されるケースもある。
純正メインユニットには「RCA出力」が備わっていないために、外部パワーアンプを使う場合には、スピーカー出力をパワーアンプに接続することになるのだが、そうするためには「ハイローコンバーター」の使用がマスト。パワーアンプに「ハイローコンバーター」が内蔵されている場合も多いが、「リモート」が備わっている「ハイローコンバーター」を使えば便利、というわけだ。
今週はここまでさせていただく。次週も「ワイヤリング」に関した解説を続行する。乞うご期待。
【カーオーディオ “取り付け”至上主義!】第5章 ワイヤリング編 その2「リモートとは?」
《太田祥三》
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