【カーオーディオ・マニア】トヨタ 86 by リクロス 後編(オーナー:林 輝さん) | CAR CARE PLUS

【カーオーディオ・マニア】トヨタ 86 by リクロス 後編(オーナー:林 輝さん)

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car audio newcomer! U-23 トヨタ 86(オーナー:林 輝さん) byリクロス 後編
car audio newcomer! U-23 トヨタ 86(オーナー:林 輝さん) byリクロス 後編 全 6 枚 拡大写真
若きカーオーディオ愛好家たちのカーオーディオライフを紹介している当コーナー。年齢のラインは23歳。免許取得可能年齢に達して5年以内の方々にご登場いただいている、という次第だ。今回は先週に引き続き、“トヨタ・86”に乗る林さんをクローズアップする。


■インテリアのルックスを変えることなく“良い音”を手にできるプランを選択。

前回は、林さんが「トヨタ・86」を愛することとなったルーツ、そしてカーオーディオを装着するに至るまでのエピソード等を紹介した。今回は、そのオーディオシステムの詳細から解説していく。

林さんが愛車のすべてを相談しているショップ『リクロス』では、カーオーディオを気軽に始められるスタートプランをいくつか用意しているのだが、林さんはその中から、ミドルクラス・スピーカーをシンプルに取り付けるプランを選択した。装着しているスピーカーは、フランス発の実力ブランド“フォーカル” の超人気ライン『K2パワーシリーズ』のセパレート2ウェイスピーカーだ。

「“86”を所有して(『リクロス』に通い始めて)1年後にスピーカーを交換したのですが、最初に『リクロス』に来ていろいろなプランがあると知ってから、いつかは導入してみたいとずっと思っていたんです。そしてお店のブログを読んだりしながら研究して。その中で、“純正然とした取り付け方をしつつ、しかし音はガラリと変わる”というこのプランを見つけたんです。“86”のインテリアのルックスも気に入っていますので、それがそのまま保たれて、でも音はいい、というところに惹かれたんです」

写真をご覧いただければわかるとおり、ミッドウーファーは“インナー”(ドアの内張りパネル内に収める方式)で装着され、トゥイーターもダッシュボードの純正位置にすっぽりと収められている。また、ドア内部に施す“デッドニング”作業も、ごくごくライトな仕様にとどめられているとのことだ。当プランでは、その分のコストを抑えスピーカーユニット代に予算を回せられるようになっている。その点も当セットプランの特長なのである。

ちなみに林さんの“86”には、カロッツェリアの『サイバーナビ』が装着されている。当機は比較的にチューニング機能が充実しているので、『リクロス』によって最適なセッティングが施され、『フォーカル・K2パワー』スピーカーの実力がいかんなく引き出されている。


■「ある程度までやっていくと、次のステップが見えてくる。野望が尽きない(笑)。

このようシステムでカーオーディオを楽しんでいる林さんではあるが、現在の“86ライフ”の中心は、あくまでも“走り”だ。

「近々この“86”で、サーキット走行に挑戦しようと思っています。サスやブレーキ等、サーキットで走れるレベルのパーツがようやく揃ってきました。前のクルマでもサーキットを走ったことはありましたし、ジムカーナ場でのドリフト走行はすでに経験ずみなのですが、ようやく“86”でサーキットを走れる段階まで来られました。楽しみにしています」

その一方で、日常のメンテナンスについてもこれを楽しみながら行い、さらには週末にはオフ会に参加するなどして、“86ライフ”をとことん楽しみ尽くしている。

「会社が鉄鋼メーカーですから、鉄粉がすごいんですよ。ですから週1で、鉄粉除去、コンパウンド掛け、コーティングまでを自分でやっています。1回の洗車作業に2時間はかかります(笑)。

あと、“86”オーナーが集まるオフ会に足を運ぶことも、楽しみの1つです。開催されていれば、土曜の夜にはどこかしらに出かけます。開催情報はSNSやラインのグループで集めています。

オフ会には“86”がオールジャンルで集まってきます。いじり方がそれぞれで違うので、知らなかったパーツを初めて見られたり、すごく参考になるんですよね。こんなのがあるんだ、いいな、と、自分も欲しくなってしまうんです(笑)。

これまでもパーツ代には相当にお金をかけてきました。“86”のために働いているような感じです。でも“86”があるからこそ仕事をがんばれている。

来年まで、プランはいろいろと固まっています。冬のボーナスではウイングを付ける予定ですし、来年の夏にはホイールも換えたいと思っていて。

ある程度やっていくと、次のステップが見えてくる。野望は尽きない。でも、それが楽しいんですよね(笑)」


■「クルマを乗り換えるようなことがあっても、このスピーカーを使い続けたい」

このように、林さんの生活の中心には“トヨタ・86”がある。

「“86”を所有してから、“86”を介して友達がすごく増えたんです。そういった友達とは共感できる部分も多いですし、この点も、クルマを趣味にしていることの利点だと思っています」

さて、カーオーディオの今後についてはどのような展望を持っているのだろうか。

「“デッドニング”の追加施工はいつかはやってみたいですね。あと、純正位置に収めているトゥイーターをAピラーに取り付けてみたいとも思っています。シンプルであることを優先して純正位置に収めたのですが、音のことを考えるとそのほうが良いという話も聞きますから。

ただ、オーディオ以外にもやりたいことがたくさんあって(笑)。今のところは音には十分に満足していますので、他を優先しています。自分はどちらかというと低音よりも高音重視で考えているので、その意味でもスピーカーシステムは今のままでいいと思っていて。

このスピーカーは相当に気に入っています。もしもクルマを乗り換えるようなことがあっても、これをずっと使っていきたいですね。

走りがメインとは言っても、音楽は欠かせない要素です。オーディオも含めてこれからも“86ライフ”を満喫していきたいです。クルマを中心とした生活を、一生楽しんでいきたいと思っています(笑)。」

話を聞きながら、林さんが“トヨタ・86”を大事にしていること、そしてこれを中心として日々を充実させていることを十二分に感じ取れた。若者のクルマ離れが言われて久しいが、林さんのようなクルマ好きが、まだまだ全国にはたくさんいる。今後も林さんのような爽やかな“クルマ愛好家”、“カーオーディオ愛好家”を、次々と紹介していく予定だ。次週の当コーナーにも、乞うご期待♪

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《太田祥三》

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