いま最も注目を浴びる中古車とは?…第4回「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」
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株式会社リクルートマーケティングパートナーズが企画制作する中古車情報メディア『カーセンサー』は、2017年に掲載された約6,000モデルの車の中から、ユーザーの購入意欲の高さに着目し、第4回となる「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」を実施した。気になるその結果をお伝えしよう。
◆カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2017-2018 TOP10
1位 マツダ RX-8(初代) 昨年順位: 2位
2位 トヨタ アルファード(現行型) 同: 5位
3位 トヨタ ヴェルファイア(現行型) 同: 4位
4位 スバル レガシィツーリングワゴン(4代目) 同: 3位
5位 スバル フォレスター(現行型) 同: 6位
6位 トヨタ ハリアー(現行型) 同: 1位
7位 トヨタ ランドクルーザープラド(現行型) 同:18位
8位 三菱 アウトランダーPHEV(現行型) 同:81位
9位 BMW 3シリーズ(3代目) 同:20位
10位 ホンダ フリード(現行型) 同:圏外
10位 スバル レガシィB4(2代目) 同: 7位
今回のランキングでは、2位・3位の「トヨタ アルファード」と「トヨタ ヴェルファイア」など、登場から約3年が経過したモデルがランクを上げている。押し出し感の強いデザインと、サルーンと呼ばれるにふさわしい豪華で広々とした室内が人気の2台だ。
また、「三菱 アウトランダーPHEV」は昨年81位から8位に大きく順位を伸ばしており、プラグインハイブリッドのモデルが初めて上位10車種にランクインを果たしている。
◆カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2017-2018は「マツダ RX-8」
第4回カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーは、「マツダ RX-8(初代)」が、2017‐2018のイヤーカーに輝いた。2位のトヨタ アルファード(3代目)に大きく差をつけ、ダントツ1位という結果となった。
RX-8は、マツダが独自に開発したロータリーエンジンを搭載し、2003年から2012年にかけて生産された4ドアスポーツカー。センターピラーをなくし、後席への乗降性を配慮した観音開きスタイル。加えて、クーペ風のスポーティなフォルムにも関わらず4人乗車を実現したことが大きな特徴だ。
マツダ RX-8(初代)は、2015年に1位、2016年は2位と過去のランキングでも常に上位にランクインしていたが、2017年はトップに返り咲く結果となった。
予算100万円以下でも狙える手頃な価格のモデルであること。そして、残念ながらまだ明確な発表はないものの、2017年に開催された東京モーターショーでは、ロータリーエンジン搭載モデルへ期待が高まっていた。そういったことも、注目度が上がった理由のひとつといえる。
◆クルマ選びが多様化する50代以上のユーザー層
世代別にランキング上位のモデルを見てみると、20代は低予算で狙えるコンパクトカーやクーペなどのスポーティーなクルマが人気だ。30~40代になると、家族形態の変化に合わせて乗車人数や荷物が増えるため、ミニバンやSUV、ステーションワゴンが主流になってくる。そして、50代以上になると、それぞれのライフスタイルに合わせてクルマの選び方が一気に多様化。子育てが一段落しコンパクトカーにダウンサイズする層は、「ミニ ミニ」や「日産 リーフ」、「ボルボ V40」などに注目をしている様子。王道のセダンを選ぶ層は、「BMWの3シリーズや5シリーズ」、「レクサス HS」などが人気。
他にも、SUVでは「三菱 アウトランダーPHEV」、クーペの「ポルシェ 911」や軽自動車だとオープンカーの「ダイハツ コペン」やクロカンの「三菱 パジェロミニ」が上位に入った。購入後の用途をイメージしながら、色々なクルマが選ばれているようだ。
《カーケアプラス編集部》
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