「Bluetooth」を活用して高速の所要時間が“より”正確にわかるようになる?
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高速道路情報板などで表示している所要時間について、このシステムを活用することで、きめ細やかな所要時間情報を提供することで、ゆとりある旅行計画に活用してもらうとともに、交通分散により渋滞緩和を図る。
高速道路の所要時間情報は、車両感知器で計測し提供しているが、設置間隔は一定以上の長さがあることから、正確な渋滞区間の把握が難しいほか、停滞時の僅かな速度の違いの把握が難しいケースがある。
NEXCO中日本のグループ会社である中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京は、携帯端末やカーナビなどから発せられているBluetooth(近距離無線通信規格)の普及に着目し、安価に計測する手法を開発した。
走行車両に搭載された携帯端末やカーナビなどがBluetoothで発する機器固有のMACアドレスを、高速道路脇に設置した複数の受信機で受信、同一のMACアドレスの通過時刻の差から所要時間を算出する。現地で取得したデータは瞬時に道路管制センターに送られる。このデータを分析し、情報板や標識に表示する。
集中工事・リニューアル工事で試行導入した結果、より高い精度での所要時間の計測が可能になったとしている。システムは、汎用のBluetooth規格を使っているため、価格が安く、設置や維持管理が容易。
高速道路の正確な所要時間を提供---MACアドレスをBluetoothで取得
《レスポンス編集部》
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