【カーオーディオ・マニア】スバル レヴォーグ by BREEZE 前編(オーナー:田村風起さん)
特集記事
インタビュー
◆クルマを乗り換えた際に
純正オーディオのチープさに気づく
今回登場してもらった田村さんはプロの競輪選手。2015年にデビューして現在はA級1班に所属し、取材直前にも見事に1着になるなど、華々しい活躍でめきめき成績を伸ばしている新進気鋭の選手だ。そんな田村さんがクルマと出会ったのは中学生の頃だった。
「子供の頃からクルマが好きでした。中学生の頃には80~90年代のクルマに憧れて、特にスープラが大好きだったんです。それで競輪選手になって最初に買ったクルマがスープラでした」。
手に入れた中古車のスープラにはキッカーのオーディオがインストールされていたという。これがオーナーとオーディオとの出会いとなる。
「アウターバッフルを組んであったり、しっかりとオーディオを組んだクルマだったんです。しかしレースに行く際に自転車を積む必要があって、現在のレヴォーグに乗り換えたんです」。
だがレヴォーグへ乗り換えたところサウンドの変化に驚くことになる。
「スープラからレヴォーグに乗り換えたときに、純正オーディオの音が“ペラペラ”に感じたんです。こんなにも音って違うものなんだと驚きました。そこでオーディオをなんとか良くしたいと思ってショップを探すことにしたんです」。
スープラでの経験もあったオーナーは加工やインストールも信頼できるプロショップでの取り付けを念頭に自宅近辺でプロショップを検索して、見つけ出したのが奈良県のBREEZEだった。
◆不安もあったショップ初訪問で
お気に入りのスピーカーを発見
早速プロショップに出かけて「オーディオの音を良くしたいんです」と相談をはじめたオーナー。もっともプロショップに入るときには「オーディオってかなり高価なのかも……」と若干の不安があったという。「しかしその後わかったんですが、予算に合わせてうまくやってもらえたので、心配には及びませんでした」。
ショップのスタッフからの提案は「まずはスピーカーを聴いてみましょう」だったという。デモボードに入っているいくつかのスピーカーを順に聴き比べてみることに。オーナーが普段聞いているアニソンや打ち込み系の曲を再生して好みの音を探すことにした。
「いくつかのスピーカーを聴くと、それぞれこんなに音が違うんだと言うことを強く感じました。いろいろ聴いていると自分が好きな音がだんだんと見えてきたんです」。
いくつかのスピーカーを聴くうちに、音の輪郭がしっかり出て、大音量でもしっかり鳴るスピーカーを見つけたオーナー。それがグラウンドゼロだった。普段からヘビーローテーションで聞いているお気に入りの声優のボーカルがさらにきれいに聞こえる、しかも声に深みが出てくる感じがしたことも高評価につながった。さらに2ウェイスピーカーなのにサブウーファーが鳴ってるような低い音もしっかり感じられるのも気に入ったのだとか。
そうしてグラウンドゼロのGZNC-1650X-LTDをチョイスして純正位置にインナー取り付けすることに決定。すぐさまオーダーして後日取り付け~納車となった。
「スピーカー交換が完成して聴いたときの印象はとてもショッキングでした。すごく音が良くなっているのはもちろんだったんですが、目の前の何もない空間から音が出てくる感じも新鮮でした。一発でこの音が気に入りました」。
◆オーディオに対する興味が高まり
Webやショップで情報の収集を開始
クルマをいじることが大好きなオーナーは、スピーカー交換をきっかけにしてショップとの関係をどんどん深めていった。エアロを含めたドレスアップまでをショップで相談して任せていったのもそんな流れから。しかしオーディオの知識はまだまだ少なく、システムのことやユニットのことはあまりわかっていなかったという。
「もっとオーディオのことを知りたくなってきたので、カーオーディオのさまざまな情報が充実しているマイカーライフをチェックしてオーディオのことを勉強しました。だんだん知識が増えていくと、疑問もいろいろわいてきて、ショップに行って“3ウェイって良いんですか?”とか“サブウーファーは必要なんですか?”などの質問や相談をたびたびするようになって行きました」。
そんな中でオーナーが食いついたシステムアップが3ウェイ化だった。3ウェイのメリットをショップで質問すると事細かく説明をしてもらったという。そこではミッドレンジの重要性や3ウェイの帯域分割の話、さらにはクロスオーバーの話などを順に説明される。その中で出てきたのがプロセッサーの必要性だった。
「3ウェイにするのはスピーカーだけ追加すれば良いのだと考えたんですが、それをコントロールするためのプロセッサーが必要なんだと説明されました。そんな相談を通じて、どんどんオーディオのレベルの高い世界を見たい、愛車のレヴォーグをもっと良い音にしたいと思い始めたんです」。
スピーカー交換から始まったオーナーのオーディオ。知識を蓄えていくと、自分のクルマは奥の深いオーディオの世界のほんの入り口に差し掛かったに過ぎないことがわかってきた。こうして、もっと上を目指してシステムアップすることを決意するのだった。
次回の後編では3ウェイ化の実施やサブウーファーやパワーアンプの追加など、システムアップと音の進化について紹介していくこととしよう。
car audio newcomer! スバル レヴォーグ(オーナー:田村風起さん) by BREEZE 前編
《土田康弘》
この記事の写真
/