GW期間中の移動手段は? コロナ対策で「自家用車」の利用ニーズが高まる
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調査は全国の男女1199人を対象に、4月2日から14日の13日間に実施。まず、GWはどこかに旅行するかを尋ねたところ、71.8%が「しない」と回答。その理由は、「コロナ感染リスクがあるから」が58.2%で最も多く、以下、「休みがないから」(14.5%)、「普段から出かけないから」(11.8%)、「金銭的余裕がないから」(6.2%)が続いた。「その他」(9.3%)には、「介護・妊娠・病気など健康上の理由」「職業柄(医療)難しい」「体を休めたい」などの回答があった。
一方、「旅行をする」と回答した28.2%に旅行先が「都道府県内」かどうかを尋ねたところ、「都道府県内」が53.2%、「都道府県外」が46.8%と、ほぼ半々に分かれた。メインとなる移動手段については、「自家用車」(54.1%)、「電車」(22.1%)、「飛行機」(12.2%)、「バス」(4.0%)の順。自家用車を選ぶ理由については、「三密をさけるため」「人との接触を防ぐため」「公共交通機関よりも安心」など、コロナ対策のためという理由が過半数を占めた。「楽・便利だから」(35.9%)には、「移動が便利だし、時間の融通がきく」「自由度が高いから」という回答が、「その他」(4.1%)には「運転が好き」「旅している感覚を味わえる」などの回答があった。
旅行でのコロナ対策については「マスクの着用」(30.1%)を筆頭に、「人ごみを避ける」(27.6%)、「消毒・手洗い・うがいをする」(24.8%)など、何かしらの感染対策をして旅行を楽しむ人が多いようだ。「その他」(9.1%)には、「公共交通機関は使わない」「弁当を持参する」「旅行先、宿泊先などを決める段階でコロナ対策を徹底しているところを選ぶ」などの回答があった。昨年のシルバーウィークでの同様の調査では、「特に対策はしない」という回答もあったが、今回の調査ではそのような回答は見られなかったのが特徴的だった。
今回の調査により、GWに旅行をする予定の人は、「コロナの感染予防を意識して旅行先や交通手段を選び、旅行先でも何らかの感染予防を考えている」ということわかった。交通手段は自家用車の使用を予定している人が多く、引き続きコロナ禍での車の需要が増えていることとの関連もうかがえる結果となった。
「GWは旅行に行かない」コロナ感染リスクなどを理由に7割が回答 定額カルモくん調べ
《纐纈敏也@DAYS》
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