ホンダが開始した、新車サブスク「楽まる」とは?…免責30万円など独自色あり | CAR CARE PLUS

ホンダが開始した、新車サブスク「楽まる」とは?…免責30万円など独自色あり

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オールインワンのホンダ新車サブスク「楽まる」
オールインワンのホンダ新車サブスク「楽まる」 全 5 枚 拡大写真
ホンダは5月25日、月ごとの定額で新車を利用できるサブスクリプションサービス「楽らくまるごとプラン(略称・楽まる)」の取り扱いを、全国のホンダカーズ店で同日開始したと発表した。

オールインワン型の金融商品であり、月の支払いには、車両代をはじめ契約期間中のメンテナンス、延長保証、税金、さらに任意で加入を選択できる自動車保険料が全て含まれる。契約期間は車検期間と同じ3年、5年、7年から選択できる。中途解約も可能で、さらに7年のプランは終了後に顧客が希望すれば、無償譲渡を受けられるようにした。

また、返却時におけるキズやヘコミなどの修理に必要な費用の免責は30万円とし、他社の一般的な免責額より高くしている。対象車種は一部の高額モデルを除くホンダの量販車全てとなる。顧客は個人のみで、当面はホンダカーズの店頭での申し込みとなる。

価格は軽自動車『N-WGN』のLグレードを5年間契約する場合で、自動車保険を付けないと月2万5183円、保険付与(顧客が40代の例)は3万0063円となる。ホンダは類似の販売手法として残価設定型クレジット(期間は3、4、5年)を導入しており、若年層を中心に扱いは年々増えている。

楽まるの導入について、日本本部営業企画部の白鳥大介主任は「全国統一のサービスである残価設定型クレジットの利点を生かしながら、クルマの利用をすべてお任せいただけるよう進化させた。新車利用の選択の幅を広げた」と、説明している。想定顧客層は幅広く見ているが、「20代のお客様は半数程度が残価設定型を利用しているので、若年層には積極的にお勧めしたい」(白鳥氏)という。

ホンダは2020年1月に、契約期間が1か月から11か月という短期の中古車サブスクリプションサービスを始めている。現在13都道府県で展開し、1814人が会員登録している。このサービスも並行して続けていく方針だ。

ホンダ「楽まる」、新車に定額オールインワンで乗れるサービス開始…免責30万円など独自色

《池原照雄》

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