GfKジャパンは、全国のドライバー1万6790名に対し、夏タイヤの購入に関するインターネット調査を実施。多くの人が購入時に「安さ」より「信頼できるメーカー」かどうかを最も重視していることが明らかになった。
1万6790名のうち、過去1年以内での夏タイヤ購入者3333名に対し、購入状況について聴取したところ、購入のきっかけとして最も多かったのは「タイヤの溝がないことに自分で気付いたから」(29%)。2位は「一定の距離を走ったから」(21%)だった。40-50代では「溝がないことに気づいた」との回答が多く、若年層では「一定の距離」で判断する傾向が見られた。また交換前の使用年数については「3年」(24%)が最も多く、ステーションワゴン、ミニバン(3列シート)ユーザーでその割合が高かった。また、SUVユーザーは「5年」(26%)が最も多く、他の自動車タイプに比べ使用年数が長かった。
購入する際に重視した点については、「信頼できるメーカー」(29%)が最も多く、「安定性、乗り心地」(28%)、「安価な価格」(26%)が続く。年代が上がるほどメーカーに重きを置く傾向が見られ、60代以上では34%に達した。一方、30代では「安定性、乗り心地」(34%)、「低燃費」(31%)との回答が多く、性能面を重視する姿勢が見られた。
購入時、参考にしている情報については、店頭購入者の場合、「店員の勧め」(33%)や「店頭での価格」(25%)が多く、店舗でのコミュニケーションの重要性がうかがえた。一方、ネット購入者の38%は価格比較サイトやインターネットショッピングサイトを参考としていた。またタイヤメーカーのホームページを参考とする割合も高く、自身で夏タイヤの情報を積極的に集めている様子が見られた。
また、夏タイヤ購入時にオールシーズンタイヤを検討したかを尋ねたところ、15%が「検討した」と回答した。地域別にみると、九州で23%、首都圏で19%だった一方、北海道と東北ではそれぞれ8%と降雪地域では検討者が少なかった。年代別では、20代で21%、30代で19%と若年層ほど選択肢の一つとして捉えている様子がうかがえた。