個性的な装いの「アメリカンワンボックス」が面白い!…34th MOONEYES Street Car Nationals | CAR CARE PLUS

個性的な装いの「アメリカンワンボックス」が面白い!…34th MOONEYES Street Car Nationals

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個性的な装いアメリカンワンボックスが面白い!…34th MOONEYES Street Car Nationals
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ムーンアイズが主催するアメ車のビッグイベント「34th MOONEYES Street Car Nationals」。ホットロッドからローライダー、クラシックなアメ車、さらにはトラック、SUV、VWや1BOXなど多種多様。カスタムのお手本がズラリと並んだ注目のイベントになった。

さまざまなカテゴリーの中から今回注目したのは1BOXボディを持つバン。代表的な車種としてはダッジラムバン、アストロなどのアメ車のバンの他、フォルクスワーゲンのタイプ2、メルセデスのトランスポーターなども同ジャンルを賑わせた車種となった。また国産車ではハイエースが大量にエントリー、他にもマスターエースやデリボーイ、キャラバン、ボンゴ、デリカ、ステップバンなどの多種多様なベース車がエントリーしていたバリエーション豊かなジャンルでもあるのだ。

王道のアメ車バンはダッジラムバンやアストロ、エコノラインなどが定番として今も多くのユーザーに愛されている。いかにもアメリカのバンといったボディ形状で雄大なボディサイズも国産1BOXには無い魅力だろう。会場で見つけたフォード・ファルコンは'60年代から製造されているモデル(エントリーしていたのはファルコンClub Wagon 1963年型)。クラシカルな各部の作りは往年のアメ車を思わせるデザイン。しかも今では珍しいコンパクトにまとまった1BOXボディを備えているのも新鮮で来場者の注目を集めていた。

もうひとつの一大勢力となっているのがフォルクスワーゲン・タイプ2だ。'50年代に登場する1BOXバンの元祖的な存在であるタイプ2。フォルクスワーゲンのファン層から絶大な人気を集めるモデルでもある。独自の熱烈なマニア層を持ち、1BOXのカテゴライズに含めるのはちょっと無理があるほど。アーリーバス/レイトバストいった大きな区分の他にも、仕様や年式でさまざまなモデルがあり、カスタムスタイルも幅広く楽しまれている車種だ。カワイイ外装が多くのユーザーから愛される車種でもある。

そして、日本のユーザーにもっとも身近なのが国産1BOXだ。代表モデルがハイエースだろう。現行の200系をアメリカテイストでカスタムしたり、足回りにハイドロを組むなど、さまざまなカスタムスタイルが存在するジャンルだ。会場内にもハイドロ組みやフェイススワップ、エンジンスワップなどのヘビーカスタムが目白押し。ライバルであるキャラバン(E24)にもヘビーカスタムのエントリーもあり、カスタムレベルの高さでは注目のカテゴリーとなった。

また国産1BOXは新旧合わせてさまざまな車種が会場に集まっていた。マスターエースやデリカなどのように海外仕様もあったモデルには海外仕様をイメージしたカスタマイズやパーツ交換なども込められるケースもある。また“このクルマが海外で走っていたならば”といった想定でUS仕様風にカスタマイズする手法もこの手のクルマには多く用いられている。

実用的でなおかつカスタムの奥が深い1BOX。ベース車も幅広いチョイスがあることから、カスタマイズを手がけてみたいユーザーには手軽にはじめられるカテゴリーとして注目してみよう。

個性的な装いアメリカンワンボックスが面白い!…34th MOONEYES Street Car Nationals

《土田康弘》

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