車の出張修理・整備・パーツ取付けサービスを展開するセイビーは、7月のバッテリーや発電機関連の出張修理・整備依頼件数が昨年の2倍超となったと発表した。
7月の出張修理・整備依頼はバッテリーが前年同月比46.3%増、発電機が同145.8%増、エアコン・コンプレッサーが同76.6%となっている。
2019年1月に創業したセイビーは、自宅や指定の場所に整備士が訪問し、修理や部品の交換、取り付けなどのサービスを提供してきた。これまで2万件以上のサービスの実績を積み重ね、約400名の整備士が47都道府県すべての地域で稼働する体制を構築している。
昨年と比較して、バッテリーや発電機関連の修理依頼が急増した理由としては、急激な気温上昇があげられる。昨今の車はコンピュータなどで制御される部品が多くを占め、電気系統の部品には高温や湿度が大きなダメージを与える場合が多い。
また、3年ぶりの行動制限解除も影響を与えている。2020年以降、コロナ禍のため長距離ドライブなどを控える生活が一般化していたが、行動制限解除により久しぶりの長距離ドライブに出かける人も多い。バッテリーや発電機関連の劣化に気付かず、突然車が動かなくなったなどのトラブルが急増している。
新車の供給遅れによる中古車増加も要因の一つだ。世界的な半導体不足の影響で新車の納車が半年~1年以上待たされるケースもみられ、その影響で街中を走る車も中古車の比率が増えている。経年劣化による故障も増えているという。
これから季節、旅行にクルマを利用するケースも増えるが、お盆期間は整備工場などが休業する場合がほとんど。セイビーでは少しでもクルマに異常を感じた際は、修理や部品交換などに対応する同社まで問い合わせるよう呼びかけている。
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