浜名湖が「フィアット」で染まった日…フィアットピクニック2022 | CAR CARE PLUS

浜名湖が「フィアット」で染まった日…フィアットピクニック2022

イベント イベントレポート
フィアットピクニック2022
フィアットピクニック2022 全 17 枚 拡大写真

ステランティスジャパンは9月10日、浜名湖ガーデンパーク 西側エリア(静岡県浜松市)において、フィアットピクニック2022を開催した。

ここ数年、コロナ禍によりオンラインや小規模開催であったが、今年は従来通りの開催ということもあり約1000台が参加し、来場人数は約2000人となった。

当日の早朝、東京から東名を下り浜名湖を目指して走っていると、何台ものフィアットに遭遇した。そのナンバーを見ると関東圏はもとより東北まで広がりを見せ、それだけでも今年のフィアットピクニックへの期待が高かったことが伺える。実際に会場で確認できた最も遠いナンバーは山口だった。

さて、快晴の当日、会場には続々とフィアット各車種が集まってきた。フィアットピクニックは『500』のお誕生日をお祝いすることが目的のひとつとして開催されてきたこともあり、今回もその多くが新旧500であったが、それ以外にもアバルト各車や中には『126』や、アバルトのコマーシャルカーを模した初代『ムルティプラ』なども姿を見せ、ファン層の厚さが感じられた。

フィアットブランドアンバサダーのティツィアナ・アランプレセさんは、「このピクニックはフィアットのファミリーだけでなく、アバルトのファミリーもふくめた(フィアット全体の)家族のようなイベントと捉えている」とコメントし、フィアットが持つ家族的な気持ちを「1番表現できている」と述べる。同時に「15回目で、ヒストリーのあるイベントでもある」という。2008年に日本に500が導入されてから毎年開催されているのだ。

またティツィアナさんは、「サスティナビリティも重要なテーマだ」という。これは「500導入時からエコを大事にしてきており、環境に配慮しながらピクニックも開催してきた。今年は電気自動車の『500e』も導入したことで、ヘリテージも大切にしながら将来に向けて歩んでいく。そこがテーマだ」と語る。

ステランティスジャパンフィアットブランドマネージャーの熊崎陽子さんは、「これからのフィアットブランドはサスティなブルな活動を応援し、また、女性を応援し続けるブランドでありたいと思っている。ハッピーで楽しいイベントキャンペーンをこれからも企画していく」とフィアットブランドの姿勢を紹介。

同時にフィアットはこれまでも社会貢献活動を積極的に行ってきた。今回の会場にも、自然災害、紛争や貧困などの人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOのピースウインズ・ジャパンや、闘病中の子供たちに、プロフェッショナルアートを直接届けるスマイリングホスピタルジャパン。そして、動物を愛する人たちのネットワークを創造し、動物の保護や心身のケア、里親探しなどを行っているアニマルレフュージ関西らが出展。アトラクションなどを通じて自身の活動概要の紹介などが行われていた。

そのほかフィアットペットファッションショーやデコレーションカーの紹介。世界的なバイオリニスト、古澤巌さんの演奏、そして、チャオドンナ川柳コンテスト、フィアット玉入れ、ダンスパフォーマンスなどの充実したアクティビティのほか、マルシェでは地元静岡の名産品などが販売されていた。

閉会に際し同社マーケティングダイレクターのトマ・ビルコさんは、「ずっとここにいたい」と笑顔で話す。そして、「来年も大体同じタイミングでもう1回やりたいと思う」と宣言。ただし、本来500の誕生日は7月4日であることを踏まえるとそのタイミングになるかもしれないと示唆。そして、「来年まで自分のクルマを使っていっぱい良い思い出を作って、また来年、皆さんでその想い出をシェアしよう」と語る。

全てのイベントが終了し、フィアット達が帰路に着くのを見送っていると、ドライバーだけでなく一緒に参加したご家族やお友達皆が本当に笑顔でいるのが印象的だった。これこそがフィアットというブランドがファミリーを大切にしていること、そして未だに500の販売台数が記録更新している要因なのだと納得した。

浜名湖がフィアットで染まった日…フィアットピクニック2022

《内田俊一》

この記事の写真

/

特集