KINTOは、シニア、バブル、ミレニアル各世代を対象に、3世代のクルマに関する様々な価値観を調査。シニア/バブル世代にとっての憧れのクルマは日産『スカイライン』だった。
調査は10~20代の頃に免許を取得し、クルマを所有したことがある、シニア世代(70代)の男女222名、バブル世代(50代)およびミレニアル世代(30代)の各男女221名を対象に8月25日から26日にインターネットアンケートで実施した。
まず、免許取得後、初めてクルマを持とうと思ったきっかけについて尋ねたところ、「クルマを持つことに対して憧れがあったから」が1位となったのは、シニア世代(46.4%)とバブル世代(41.2%)。昔はクルマに対する憧れが今より強かったことがうかがえる。一方でミレニアル世代の1位は「通学・通勤で必要になったから」(45.7%)となり、憧れよりも現実的な理由からクルマを持つ人が多い結果となった。
初めてクルマを選んだ際に重視した点については、シニア世代(76.1%)、バブル世代(66.1%)、ミレニアル世代(64.3%)、3世代ともに「価格」が1位。いつの時代もクルマ選びの際に価格が重視されてきたといえる。シニア世代は2位に「メーカー・ブランド」(43.7%)がランクイン。当時は価格に次いでメーカー・ブランドも重視されていたことがわかった。
各世代が20代当時に憧れていたクルマ(複数回答)については、シニア世代のトップは日産『スカイライン』(72票)。2位に3倍以上の差をつけ圧倒的な1位となった。2位は同じく日産の『ブルーバード』(23票)。当時存在感があり、今でもリスペクトすべき2台が上位を占める結果となった。以下、トヨタ『クラウン』、日産『フェアレディ』、トヨタ『カローラ』が続いた。
バブル世代も1位は日産『スカイライン』(32票)。僅差で2位となったのは、1980年代にハイソカーとして人気を博したトヨタ『ソアラ』(28票)。以下、トヨタ『セリカ』、ホンダ『プレリュード』、日産『フェアレディZ』、トヨタ『スープラ』と人気車種が続いた。
ミレニアル世代は輸入車に憧れる傾向が強く、『メルセデス・ベンツ』(14票)が1位。日産『スカイライン』、トヨタ『ランドクルーザー』、『レクサス』、『アウディ』、『フォルクスワーゲン』が同票(7票)で2位にランクインした。国内メーカーから様々な車種が登場する中でも、輸入車がだんだん身近な存在と感じられるようになった世代なのかもしれない。