バフ・コンパウンド・ポリッシャーの三位一体で綺麗に早く磨く/ケヰテック…オートアフターマーケット九州2022 | CAR CARE PLUS

バフ・コンパウンド・ポリッシャーの三位一体で綺麗に早く磨く/ケヰテック…オートアフターマーケット九州2022

イベント イベントレポート
バフ・コンパウンド・ポリッシャーの三位一体で綺麗に早く磨く/ケヰテック…オートアフターマーケット九州2022
バフ・コンパウンド・ポリッシャーの三位一体で綺麗に早く磨く/ケヰテック…オートアフターマーケット九州2022 全 8 枚 拡大写真

10月1日(土)・2日(日)の2日間にわたり、マリンメッセ福岡B館(福岡県福岡市博多区沖浜町2-1)で開催され、2日間で1,000名を超える来場者が訪れた九州エリア最大規模の自動車ビジネス専門展示会『オートアフターマーケット九州2022』。話題の展示や実演が多くあった中で、車齢の延伸により活況を呈するカーディテイリング関係の展示も賑わいを見せていた。

磨きの本質を体系的に説明

ケヰテック株式会社(愛知県西春日井郡豊山町豊場栄14番地1/金子幸嗣代表取締役)のブースでは、塗膜への研磨作業による塗面への影響について、同社のポリッシャーやバフを組み合わせながら、来場者に向けて実演と理論の解説が行われていた。

バフについて、「毛バフ」はスポンジバフより研磨力が大きい上、塗膜面のトレース能力が高いため、ペーパー目・傷消しなどの初期工程や初期工程に近い工程で使用すること、「布バフ」はトルクフルなシングル回転ポリッシャーと組み合わせて肌調整で使用すること、「スポンジバフ」は毛バフより研磨力が小さく、ツヤが出るため、傷の置き換えや仕上げなどの終了工程、またはそれに近い工程に使用するなど、用途に応じた使い分けが必要なことが伝えられていたほか、同社のバフは研磨力だけを増やす独自の特許技術が集約されたものであることも併せて解説されていた。

同社は「明日の研磨技術を今日の商品で実現する」をコンセプトに、バフ、ポリッシャー、コンパウンドなどの製造販売のほか全国各地で磨きの講習を行っており、その構造や磨き方において数多くの特許を取得している。特に金子社長の磨きの理論は体系化されており、このほど月刊ボディショップレポートに連載してきた「塗膜研磨の科学的アプローチ」が単行本化され、発売されたという。塗膜研磨について体系的・理論的に取り扱った書籍は珍しく、今後はこの本をテキストとして、講習なども行っていく予定だという。

金子社長は「今回の来場者は熱心に話を聞いてくれた人が多く、出展の意義があった。磨きは、正しい知識と理論に基づいて行うものなので、今後もしっかりと伝えていきたい。綺麗に速く磨くためには、バフ、コンパウンド、ポリッシャーの能力を十分理解し、このような機会に確かめることが大事です」と話していた。

実演に使用されたToi Z II
バフの「規則的な運動」が原因で発生する“オーロラマーク”を磨き消すために、バフパッドとモーター出力軸の間にクラッチ機構を設け、摺動しながらトルク伝達できる構造(特許取得)を持った同社のToi Z IIを使用し「絶えず不規則な運動」を繰り返すことで“オーロラマーク”を磨き消すことができるという実演

《カーケアプラス編集部@松岡大輔》

この記事の写真

/

特集