キャンピングカー株式会社は、コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザの同時流行に備える医療機関より、「メディカルキャンピングカー」導入の問い合わせが急増していると発表した。
同社では以前より総合病院・クリニックでの院内感染、クラスターの発生を防ぐため、「メディカルキャンピングカー」を発熱外来の専用施設として導入してきた。メディカルキャンピングカーはキャンピングカーをベース車両に採用することで、人工呼吸器や酸素マスク等を使用できる電源や、サブバッテリーで稼働できる照明・空調設備などに加え、広い車内空間を確保。また、けん引トレーラーやプレハブと比べても、機動性に優れ、設置や撤去までに時間を要さない。
メディカルキャンピングカーは今までも個別に医療機関から問い合わせを受けていたが、「第8波×インフルの同時流行」の懸念が高まるにつれて問い合わせが急増。8月から10月の問い合わせは5月から7月の約2倍となっている。これを受け、同社では11月1日より医療機関向けの問い合わせに対応できるサポートセンターを設置。メディカルキャンピングカー導入にあたっての疑問や相談に対応していく。