JVCケンウッドは1月18日、運行管理システムを展開する事業者などに向けて、アルコール検知器と既存のシステムとの連携を短納期・低コストで実現する「アルコール検知器サービス連携パッケージ」の取り扱いを開始すると発表した。
2022年4月より、道路交通法の施行規則の改正が段階的に実施されている。それに伴い、安全運転管理者による運転者の運転前後における酒気帯びの有無の確認と記録の保存が義務化され、その確認方法にアルコール検知器を用いることを必須とする方向で検討されている。ケンウッドでは、対象となる事業者が検査、および測定結果の記録・管理がしやすいよう、通信機能を搭載したアルコール検知器を開発。記録・通信型アルコール検知器「CAX-AD300」として発売した。
今回提供を開始する「アルコール検知器サービス連携パッケージ」は、アルコール検知器「CAX-AD300」と、スマートフォン専用アプリ、データ連携用のサーバーをパッケージ化したサービス。サーバー間のAPI連携により、既存の運行管理システムに容易に連携でき、短納期・低コストでのシステム構築を実現する。本サービスを導入することにより、事業者は既存の運行管理システムにアルコール検知のサービスを組み込み、運行管理情報とアルコール検知情報を連携した運用が可能となる。
なお、本機は1月25日から27日まで、東京ビッグサイトで開催される「第15回 オートモーティブ ワールド -クルマの先端技術 展-」内の「第3回 MaaS EXPO -統合型モビリティサービス[開発]・[活用]展-」に初展示する。