日本RV協会(JRVA)は「キャンピングカー白書」2023年版の一部情報を開示。それによると、2022年の国内キャンピングカー販売売上合計額は新車・中古車合計で前年比20.0%増、過去最高の762億円となった。
内訳は8ナンバー新車が494億円、同中古車が130億1000万円、8ナンバー以外新車が121億4000万円、同中古車が17億円。売上合計額は4年前から6割増、10年前の2.7倍となっている。
国内キャンピングカーの保有台数は、調査当初から増え続けており、2022年は同6.6%増の14万5000台。4年前から3割増、10年前から8割増となっている。様々な車両タイプの流通や、車中泊をはじめとするアウトドアブームを受け、新しいライフスタイルのなかにキャンピングカーという文化が浸透してきている。世界に目を向けてみると、ドイツでは日本の約10倍となる約140万台のキャンピングカーが保有されている。日本でも、車中泊をはじめとするアウトドアブームや災害時の活用についての注目もあり、今後、キャンピングカーの国内マーケットはさらなる成長が期待できる。
来店客の年齢層については、50代以上が58.7%を占めており、次いで40代(24.5%)、30代(12.5%)となった。また、よく旅行に出かける月については、5月が最も多い回答となったが、1月や2月のような寒い時期であっても30%以上が旅行に出かけるなど、高い断熱処理が施された車両の多いキャンピングカーユーザーならではの結果となった。
キャンピングカー白書は、毎年会員企業のキャンピングカーメーカーおよび販社ならびにキャンピングカーユーザーに対して、年に1度、調査・集計した結果を基に発表するキャンピングカーに特化した報告書。JRVAでは2月4日から6日まで幕張メッセで開催される「ジャパンキャンピングカーショー2023」にて、キャンピングカー白書2023の販売受付を開始。さらに、JRVAブース内では一部データを開示する。