パイオニアは、オールインワン車載器『NP1』特別仕様モデルが内閣府の「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置」に関するガイドラインに適合する製品として認定を受け、4月から順次出荷を開始すると発表した。
相次ぐ車内における幼児置き去り事故防止を目的として、国土交通省は昨年12月、「送迎用バスの置き去り防止を支援する安全装置のガイドライン」を策定。2023年4月からは、幼稚園や保育園などにおける全国4万台を超える送迎バスにて、ガイドラインに適合する装置の設置が義務化される。
今回、ガイドライン適合製品として認定を受けたNP1特別仕様モデルは、AI搭載通信型オールインワン車載器NP1のセキュリティ監視機能を核に、車内の置き去りを防止する「降車時確認機能」と「自動検知機能」を新たに搭載する。降車時確認機能では、見守り手順をブザーではなく言葉で伝え、ドライバーのうっかりミスを防ぐ。また、車外と車内の子どもの声を聞き分ける高性能マイクとAIを活用した画像解析のダブル自動検出で、より安心な見守りを実現する。
パイオニアでは、2023年2月から、川越市内にある3つの幼稚園での実証実験などを通して、多忙な業務を抱える園のスタッフに寄り添った使い勝手となるよう、さらなる改善にも取り組んでいる。