初の開催が決定、フォーミュラE東京大会はベイエリアにコースを設置…小池都知事が期待 | CAR CARE PLUS

初の開催が決定、フォーミュラE東京大会はベイエリアにコースを設置…小池都知事が期待

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フォーミュラE車両を視察する小池都知事(E-Tokyoキックオフ)
フォーミュラE車両を視察する小池都知事(E-Tokyoキックオフ) 全 28 枚 拡大写真

東京都は7月2日、ZEV=ゼロエミッション・ビークルを普及させるためのイベント、「E-Tokyoキックオフ」を都心の丸の内で開催した。オープニングステージに登壇した東京都小池百合子知事は、東京でのレース開催が決定した電気自動車のレース、フォーミュラEに期待を寄せた。

東京都は都内で新車販売される乗用車を2030年までに100%非ガソリン化することをめざしている。目標達成に向けてZEVを普及させるため「TOKYO ZEV ACTION」キャンペーンを計画、第1弾イベントとして、家族でZEVを楽しめるイベント「E-Tokyoキックオフ」を開催した。

◆東京の市街地レースが決定

会場となった行幸通りには複数のZEV(電気自動車)が展示されたが、その中の1台が、電動フォーミュラカーによって競われる「FIAフォーミュラE世界選手権」の車両だ。2014年シーズンに初めて開催され現在はシーズン9を開催中だ。車両規定はすでに数回大きな変更があり、現在は第3世代が走っているが、展示車両は第2世代の「ニッサン・フォーミュラE」だ。

東京都とフォーミュラEの運営団体であるフォーミュラEオペレーションズは2022年10月、フォーミュラE東京大会の実現に向けて協定を締結し、開催に向けて取り組んでいた。そして6月20日に、FIA総会において、FIAフォーミュラE世界選手権大会を2024年3月30日に東京で開催することが正式決定された。

◆加速はすごいが見てて話ができる

フォーミュラEは、エンジン音や排気ガスがない電気自動車の市街地レースとして、世界の主要都市で開催されている。オープニングステージにゲストとして登壇したレーシングドライバーの脇阪寿一選手は、フォーミュラEの特徴を次のように説明する。「350kW、470馬力のモーターで、最高速320km/h。新幹線と同じぐらいだが、違うのは、新幹線は10分ぐらいかけて加速するが、フォーミュラEは一瞬。また音が静かなので、サーキットで見ている人が会話がしやすい。実況も楽」。

小池都知事は「EVのF1とも言われるフォーミュラEを、東京の市街地で行なうことができて楽しみ。フォーミュラEのレースは世界各地の都市で行なわれているが、日本での開催は初めて。コースはベイアリア、東京ビッグサイト近辺を回ることを検討している。フォーミュラE開催でEVの普及に弾みをつけたい。同時に東京の魅力を高めたい」とコメント、CO2を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、フォーミュラEへの期待を語った。

《高木啓》

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