カーオーディオユニットの取り付けを自分自身でやってみたいと考えているドライバー諸氏に向けて、そのコツを紹介している当コーナー。現在は「サブウーファーボックス」の作り方を説明している。
「サブウーファーボックス」の自作は、他のカーオーディオアイテムの取り付けと比べると難易度が高い。しかしながらそれだけに、達成感も大きい。
なお難易度が高くなる理由はズバリ、木工スキルも必要となるからだ。ただ、カーオーディオ機器の取り付けを趣味として楽しんでいくと、木工作業が必要となるケースも度々出てくる。なので、カーオーディオDIYをとことん楽しもうと思ったら、木工スキルもあった方が良い。
さて、前回までは「設計」におけるポイントを解説したので、今回はその後の工程について説明していく。その後にはまず、「木材の切り出し作業」を行うこととなる。そして実はこの作業の精度が、良い「サブウーファーボックス」を作れるか否かに大きく影響する。
なので、「ホームセンターにてカットしてもらう」のもアリだ。木材を正確に真っ直ぐ切断するには、高性能な機材があった方が良い。その点ホームセンターにはそれがある場合が多く、それを扱い慣れたスタッフもいる。ゆえに正確な切り出しを行える。
ところで木材のカットも自分で行おうとするのなら、「ジグソー」という電動工具を用意しておきたいところだ。「ジグソー」とは、取り付けてある刃を上下に動かすことで素材を切り進んでいけるという電動工具だが、これがあると木材のカット作業を幅広く行える。結果、カーオーディオアイテムの取り付け作業においてさまざまなシーンで役に立つ。
なお、これにて木材をカットしようとする場合には、まずは木材にカットラインを正確にけがくことが重要となり、そしてそのラインに沿って真っ直ぐに切り進むためのガイドとなる木材を用意することがコツとなる。ガイドに沿って「ジグソー」をスライドさせていけば、木材を真っ直ぐに切断できる。
そして「ジグソー」を使う場合には、「作業台」も必要だ。カットする木材を載せる台がなければ切断作業を行えない。なので「ジグソー」の導入を考える際には、「作業台」とそれを置けるスペースも確保すべきだ。
今回は以上だ。次回以降も「サブウーファーボックス」の自作におけるポイントの説明を続行する。お楽しみに。