車の展示場用品やフロアマット、業務用ケミカルの製造・卸販売を手掛ける阿部商会株式会社(本社:東京都足立区/阿部晃則代表取締役社長)は、9月22日・23日に開催された、東北エリア最大規模の自動車アフターマーケット事業者向けビジネス展示会『オートアフターマーケット東北2023(AA東北2023)』に出展。自社オリジナルの内装用保護ポリシート「バイオマスポリシート」と、中古車価格“支払総額”に対応する新規格プライスボードなどをアピールしていた。
阿部商会の「バイオマスポリシート」シリーズは、自動車販売店の車両展示時や保管、整備作業時などにハンドルやシートといった内装類を保護するポリシートカバー。注目ポイントは、サトウキビを原料に生成されたバイオマス素材を25%配合することで、従来に比べて廃棄・焼却時のCO2排出量を25%以上削減できる点にある。
AA東北2023では、同シリーズの新商品「バイオマスホイールナット保管袋」と「バイオマス交換部品入れ」のほか、スタッドレスタイヤや新品、予備タイヤの一時保管用に最適な「バイオマス タイヤ保管袋」を積極的にアピール。
さらに、一般社団法人自動車公正取引協議会(自動車公取協)が自動車公正競争規約・同施行規則を改正し、2023年10月1日から中古車の販売価格表示が「支払総額」に変更されることに伴い、阿部商会では、新規格プライスボードのサンプル品を展示していた。
同社のカーケアポリシート・カーマット事業部 事業部長の伊東研一氏は今回の出展について「バイオマスポリシートは、今年3月に東京ビッグサイトで開催された『国際オートアフターマーケットEXPO 2023』で初披露したもので、当社独自の環境配慮型ポリシートとして積極的に展開している商材です。自動車業界はCO2排出量が多いからこそ、ディーラーを中心に整備工場など幅広いアフターマーケット事業者の皆様には、ぜひ当社のポリシートを導入頂くことで、SDGsやカーボンニュートラルに取り組んで頂きたいです。
新規格のプライスボードについては、以前から中古車販売店様を中心にご案内しているのですが、9月になって急激にオーダーが増え、新規の場合はすぐに出荷できないほどオーダーが殺到している状況です。中古車販売店様の多くはプライスボードをお持ちのため、新規格に準する表示部分のステッカーを別途制作して販売する計画もあります」と話していた。
このほかブースでは、水や雪に強く撥水性が高いゴム製で、熱を加えることでやわらかく変形し、再度成形できる“熱可遡性エラストマー(TPE)素材”を使用した「フチ高ラバーマット」や、チェック柄・ダイヤ柄・グランデ柄など豊富なデザインが揃うドレスアップ用途のマットサンプルも展示されていた。
また阿部商会は、11月11日(土)・12日(日)に福岡市のマリンメッセ福岡で開催される、九州エリアを中心とした自動車アフターマーケット事業者向けビジネス展示会『オートアフターマーケット九州2023』への出展も予定している。