自動車整備・販売・解体・車両登録システムなど、クルマ社会の効率化や業務支援システムの開発・販売を行うディーアイシージャパン株式会社(長野県上水内郡/小坂誠 代表取締役)は、9月22日・23日に開催された、東北エリア最大規模の自動車アフターマーケット事業者向けビジネス展示会「オートアフターマーケット東北2023(AA東北2023)」に出展。整備工場の幅広い業務に精通した支援システムや、ナンバープレートAI識別システムなどを取り揃える中で、最新の車検システム『GreeEN車検』を最も強く訴求していた。
車検システム『GreeEN車検』は、15年にも及ぶDICジャパンの取り組みから誕生したもの。同社は、先進国の温室効果ガスの排出削減目標を定めた京都議定書が2005年に発効されて以降、環境問題に重きを置き、2007年に新エネルギー事業部の須坂インター研究所を着工。同研究所は2008年に「グリーン電力証書」発行事業者として認定され、水素発生装置の実証実験や太陽光発電を通し、CO2を排出しないエネルギーの研究に取り組んできた。
グリーン電力証書とは、再生可能エネルギーで発電した電力の自家消費分の「環境価値」を証書化したもので、ソーラーパネルなど再エネ発電設備を導入できなくても、この証書を購入することで脱炭素化に貢献したと認められる。なおDICジャパンは、今回の出展ブースの電力を、すべてグリーン電力でまかなっていた。
DICジャパンが推奨する『GreeEN車検』は、整備工場から始まる脱炭素として、まず整備工場事業者がグリーン電力証書を購入することから始まり、車検に関わる作業を行って売上伝票を作成すると自動的にCO2削減量に応じたポイントが算出される。車検を受けたユーザーは、CO2削減量に応じて付与されるポイントを専用アプリ「Green Biz」で確認でき、脱炭素を実感することができる。さらにCO2削減量に応じてポイントが付与されるのも嬉しい仕組みだ。
DICジャパンは、11月11日(土)・12日(日)に福岡市のマリンメッセ福岡で開催される、九州エリアを中心とした自動車アフターマーケット事業者向けビジネス展示会『オートアフターマーケット九州2023』への出展も予定している。