令和の時代に"クラシカルカー"から"レトロモダン"へ…光岡『ビュート ストーリー』発進 | CAR CARE PLUS

令和の時代に"クラシカルカー"から"レトロモダン"へ…光岡『ビュート ストーリー』発進

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令和の時代に"クラシカルカー"から"レトロモダン"へ…光岡『ビュート ストーリー』発進 全 25 枚 拡大写真

光岡自動車が、4代目『ビュート』となる『ビュート ストーリー』を9月22日に発売した。これに先駆け、21日にはプレス向けに発表会が行われた。

"小さな高級車"である『ビュート』は今年で初代の発売から30周年。その節目の年に、光岡章夫社長いわく「進化しながらも変わらない心を持った、令和にふさわしいクルマに生まれ変わった」。大きな変更点としては、ベース車両がこれまでの『マーチ』から『ヤリス』に変更され、セダンからハッチバックへと変わった。さらに時代にあわせて進化したもうひとつの大きなポイントとして、ラインナップにハイブリッドが追加された。

これら大きな変更もありながら、『ビュート』の"心"は変わらないとして、レトロで愛くるしいデザインは継承。「ほっぺたの部分を後ろに下げることで、明るい若返った表情」になったと同社デザイナーの青木孝憲氏は語る。

また、生産方法にも変化があり、手作りのFRPで成形していた車体パーツを、一部鉄板や樹脂で金型成形することで効率化が図られた。

それでいて、一番重要なフロント部分、先程も挙げたクルマの顔にあたる部分は「顔に傷をつけたくないので、ここだけは従来どおりの手作りFRP」とこだわりを見せている。

他にも細かい点として、ヘッドランプのLED化や、レーダークルーズコントロール、パーキングサポートブレーキといった最新の安全装備を搭載することで、レトロでありながら、最新のクルマとして現代にあわせた格好となる。

カラーバリエーションは豊富で、発表会に展示されていた"ピスタチオカーキ"、"ターコイズブルーメタリック"をはじめ外装が12色。内装は"モスグリーン"、"ウォッシュドブルー"など8色が用意されている。

これらのカラーバリエーションと2WD・4WD・6MT・ハイブリッドといったグレードや駆動形式を組み合わせて、「自分だけのマイビュートを選ぶ喜び、迷う喜びを感じてほしい」とし、発表会の最後には「クラシカルカーからレトロモダンへ。新しい"ストーリー"を紡いでもらえれば」青木氏は締めくくった。

価格は308万円から。生産ペースとしては年内に40台、以降は年間180台程度の生産を予定しており、現段階で2024年8月の生産分までは予約が埋まっているそう。これからの予約分は2024年8月以降の生産となるため、納車予定日などは各販売店に問い合わせしてほしいとのこと。

《二城利月》

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