【連載♯4】カーラッピングの過去・現在・未来…先駆者YMG1の“次のステージ”への想い | CAR CARE PLUS

【連載♯4】カーラッピングの過去・現在・未来…先駆者YMG1の“次のステージ”への想い

特集記事 コラム
PR
【連載♯4】カーラッピングの過去・現在・未来…先駆者YMG1の“次のステージ”への想い
【連載♯4】カーラッピングの過去・現在・未来…先駆者YMG1の“次のステージ”への想い 全 9 枚 拡大写真

車を長く大切に乗るユーザーが確実に増えている現在、愛車を綺麗に保つ様々なサービスの価値も上がっている。その1つが自動車の表面にフィルム加工を施し、既存の塗装とはまったく異なる色やデザインで車体を彩ることが可能なほか、飛び石や軽い接触などから塗装面を保護することができ、愛車の資産価値を落とさず、自由かつ気軽に自己表現ができる「カーラッピング」だ。

そこで、カーラッピングの日本における先駆者である株式会社ワイエムジーワン(以下、YMG1/東京都墨田区横川1-1-10すみだパークプレイスII)の山家一繁社長協力の下、編集部ではカーラッピングについての新連載コラムを4月から始動させた。




第4回目のテーマは「業界の著名人に聞いてみた~カーラッピングをどう思っているのか?~」。実際にYMG1にてカーラッピングを行ったタレントのパンツェッタ・ジローラモ氏と山家社長との対談の模様をお伝えする。(聞き手:カーケアプラス編集部)


クルマのデザインを壊さず、色を変えられるカーラッピングの魅力

カーケアプラス編集部(以下、編集部):山家社長、ジローラモさん、今回はお忙しいところ、ありがとうございます。カーラッピングについて、色々とお話をお伺いできればと思います。よろしくお願いします。本題に入る前に、ジローラモさんは大のクルマ好きとして有名ですが、今の愛車をお聞きしても良いですか。

パンツェッタ・ジローラモ氏(以下、ジローラモ氏):今はマセラティに乗っている。

編集部:今のマセラティにカーラッピングはされていらっしゃいますか?

ジローラモ氏:今はしていないけど、やりたいなと思っている。フルラッピングではなくワンポイントだけ色を入れるイメージ。今のボディカラーがグレーでちょっと地味かなと思っているから、ちょっと色を付けたいなと思っている。

編集部:ちなみにクルマは乗って楽しむタイプか、ガレージで愛でるタイプかどちらですか?

ジローラモ氏:僕は乗って楽しむタイプ。ガレージに置いて見るだけでは満足しないかな。クルマは使わないと楽しくないね。よく“クルマに合わせて”という人がいるけど、僕から言わせれば“クルマが僕に合わせて”寄せてこないとね(笑)

編集部:ジローラモさんと山家社長の出会いのきっかけを教えて下さい。

ジローラモ氏以前、レンジローバーに乗っていた時に、カーラッピングをやってみたいという気持ちがあって、その際に雑誌(LEON)の企画で山家さんにお世話になったんだ。その時の色も面白い組み合わせだった。

もともとの色はブルーだったけど、ラッピングフィルムのベース色はグレーにして、差し色で赤を入れて格好良い仕上がりにしたんだ。もともとクルマのデザインも綺麗だったけど、デザインを壊すことなく、メイクアップするように何か物足りないと思った時に色を変えたり、足したりできるのはカーラッピングの良さだね。

施工前は濃いブルーのボディカラーだったレンジローバー
施工後はマットダークグレーに

YMG1山家社長(以下、山家社長):あのワンポイントの赤が良かった。アクセントを入れる時にフィルムは良い。塗装だとマスキングしてやらないといけない。一度塗ってしまうと修正がなかなか効かない。ラッピングはその点、全く別の色に変えられる。新しいクルマでもどこかワンポイントの色を入れることで、デザインと調和しつつ、格好良くできるよね。

差し色に使ったというドラゴンファイヤーレッドのフィルム
ミラーには、LAPPSカーボンType αを使用

ジローラモ氏:デザインや色選びはセンスの問題。当然、山家さんもセンスがある。客層によっても違うと思うし、あとは好みの問題じゃないかな。洋服と一緒。僕にとっては遊び心の1つ。何かアクセントを入れれば顔が強くなるんじゃないかなどと考えたりする。

編集部:もともとカーラッピングは、ヨーロッパで流行っていたものを山家社長が日本に持って来た訳ですが、ジローラモさんは以前から認識していて、やりたいと思っていたのでしょうか。

ジローラモ氏:イタリアのあるサッカー選手が、フェラーリをフルラッピングして変わった色にしているなと思っていた。それを見ていたので、フェラーリを乗っていた時に少しかわいい色にラッピングしようと思ったら、当時はフェラーリからNGと言われた。“ラッピングするなら保証しない”と言われてやめたんだ。

山家社長:昔はラッピングをすると保証しないと言うことは普通にあった。おそらく今は言われることは無い。ジローさんの周りでカーラッピングに関しての捉え方はどう?

ジローラモ氏:僕の周りでは“カーラッピング良いね”と言う声は多く聞くし、やっている人も多い。あとはさっきも言った通り、センスの問題かな。僕の周りには高いクルマばっかり買う人が多いけど、そこでラッピングをする人は、よほど好きじゃないとしない。それかアクセント的なチョイスのどちらか。

そもそもクルマはデザインが綺麗でしょ?日本の場合は結構いじったりするけど、僕はクルマを買う時にクルマのデザインを見る。デザインが綺麗だったら、そのデザインを活かせる色を選ぶ。いわばスタイリストのような発想かな。色を組み合わせるのが好きなんだ。

山家社長:それは普通の人では、なかなかできない。要するにどうして良いか分からない。普通、クルマを買う時はカタログを見て現物を見る。そこには既に色が付いている。その中から“これが良い”と決める。それを否定して、ラッピングで色を変えるというのは、よっぽど自分が入れ込んでやるか、例えば好きな女性に「私はあの色が好きなの」と言われたらその色にしちゃうとか…(笑)そういうきっかけがないとできない。

さっきもおっしゃっていたけど、赤をワンポイントにしてアクセントにするという発想は日本人には無い。「こう見えますよ」とお手本を示してくれるとイメージしやすくなるよね。今度、ジローラモさんに監修してもらい、デザイン集を作りましょうか。センスのある人のお墨付きは影響力がある。どうですか?

ジローラモ氏:面白いね。僕も洋服や時計を売ったり色々やっているけど、こっちからこういう感じどうですか?と組み合わせるのは面白い。考えましょう。

編集部:最後に、カーラッピングをした立場のジローラモさんと、施工側の山家社長から「カーラッピング」についての思いを一言お願いします。

ジローラモ氏:色の遊びは楽しいけど、確かに一般の人は難しいかもしれない。学生時代にクルマにステッカーを付けていたことがあるけど、ステッカーを付けるとクルマが格好悪くなるんだよね。それにステッカーがうまく剥がれないと、クルマのダメージになる。

その点、ラッピングの方が綺麗だし、さっきも言ったけど、クルマのデザインをデザイナーが考えて、それを作った時間なども含めて自分の色のイメージと調和させることができるのが良いね。カスタマイズではなくメイクアップだね。僕はこれからもあくまで“遊び心”でカーラッピングをしたい。遊びが無いとつまらないでしょ?

山家社長:カーラッピングは“機能”ではなく“エモーショナル”なもの。そこに寄り添ったコメントやサポートがないと難しいけど、一回やると根強くリピートする。楽しみ方の面白さをこれからも伝えていきたい。ジローさんもぜひご協力お願いしますね。

ジローラモ氏:山家さんはセンスあるから大丈夫!(笑)またぜひ協力させてください。

編集部:ジローラモさん、山家社長ありがとうございました。

なお、ジローラモさんが実際にLAPPSでカーラッピングを行った際の様子は以下のYoutubeにもアップされていますので、ぜひご覧下さい


次回は「カーラッピング施工業者の選び方」として、メーカー認定施工業者とその広報活動について、山家社長にお話し頂きます。お楽しみに!

<プロフィール>

山家一繁(やまがかずしげ)

株式会社ワイエムジーワン代表取締役。日本で初めてバスラッピングを手掛け、これまでに約4,000台のバスラッピング製作施工実績を持つ日本におけるカーラッピングのパイオニア。高級車の新しい楽しみ方「LAPPS(=Luxury Automobile Progressive plus Style)」 として車両専用ラッピングフィルムで車の外装をすべて包み込み、カラーリングを変えるラッピングサービスを普及させるYMG1のサービスブランドの立ち上げほか、その施工や集客ノウハウを元にカラーリングチェンジラッピングビジネス講習も実施するなど、カーラッピングの普及に積極的に取り組んでいる。

《カーケアプラス編集部》

この記事の写真

/

特集