トヨタ博物館は1月26日から6月30日まで、特別展示「お蔵出し展」を開催する。博物館が収蔵する歴史的に貴重な車両400台の中から、特にレアな13台が選ばれている。
展示されるのは、1950年代から60年代にかけて日本や欧州で庶民の足として親しまれた大衆車や、1960年代から70年代にかけての日米欧の伝説的スポーツカー、1964年の東京オリンピックで選手の移動をサポートしたコミューターバスなど。また、日本では見られない海外市場専用の日本車や、トヨタ博物館が収蔵する二輪車も展示される予定だ。
例えば、オランダのDAF『600』(1959年)、アメリカのシボレー『コルベット・スティングレイ』(1963年)、日本の三菱『コルト1000F』(1968年)などが、それぞれのテーマに沿って紹介される。さらに、ブラジルで生産されたトヨタ『バンデランテ』(2001年)や、タイで生産されたトヨタ『ハイラックス VIGO』(2005年)など、日本ではあまり知られていない車種も見ることができる。
展示会場はトヨタ博物館文化館2階の企画展示室。また、期間中には「春だ!今こそオープンカー 走行披露会」や「青空クルマ図書室」など、家族連れでも楽しめるイベントも予定されている。