3月5日から7日まで、東京ビッグサイトで開催される「第21回国際オートアフターマーケットEXPO 2024」(IAAE 2024)にて、三洋貿易は、スウェーデンのCabinAir社が開発した車室内空気清浄システムを出展する。
このシステムは、欧米の自動車メーカー(OEM)で純正採用が進んでおり、日本でもその技術が紹介されることになった。
CabinAir社の技術は、空気中の有害な粒子を帯電させることで、エアコンフィルターの濾過効率を大幅に向上させる。これにより車室内の空気をよりクリーンに保つ。また電源が確保できれば、既存のフィルターと簡単に交換でき、設置にあたって特別な作業は不要だという。
さらに、この製品は有害粒子の侵入を大幅に防ぎ、付属のモニターやアプリを通じて車室内の空気質をリアルタイムで把握することが可能だ。
新車向け装備としては、ボルボへの量産納入が進んでおり、他の欧米のOEMにも納入が決定しているそうだ。アフターマーケット製品としては、欧州ではOEMの純正パーツとして、米国ではリテーラーを通じて販売が開始されている。コロナ禍を経て、車室内の空気改善の重要性が見直されており、今後は海外市場に続き、日本市場でも拡販が期待される。