SUBARU(スバル)の創立70周年を記念して、富士重工業株式会社編集委員会による新訂版『技術人間史』が三樹書房から発売された。
本書は、かつて富士重工業を名乗っていた時代のスバルが社内記録や従業員教育のために作成した、非売品「幻の本」を基にしている。国民車として日本のモータリゼーションに貢献したスバル『360』や、水平対向エンジンを搭載したスバル『1000』などの開発過程が詳細に記されている。富士重工業から現在のSUBARUに至るまでの独創的な技術の源流を築いた技術者たちの足跡が、ドキュメント形式でまとめられている。
増補改訂版では、当時の貴重な車両カタログを使用したカラー口絵も収録。
『富士重工業 技術人間史』
スバルを生んだ技術者たち
新訂版
編:富士重工業株式会社 編集委員会
発行:三樹書房
定価:本体3,500円+税
ISBN:978-4-89522-808-4
発売:2024年1月
目次
カラー口絵/當摩節夫
はじめに
第一章 スバル前史
第二章 自動車試作開始
第三章 P-1
第四章 K-10計画
第五章 軽自動車開発
第六章 三六〇ccエンジンの開発
第七章 一九五六年、伊勢崎
第八章 試作車走行試験
第九章 スバル360誕生
第十章 スバル・サンバー
第十一章 FF開発
第十二章 63-A開発計画
第十三章 水冷水平対向四気筒エンジンの開発
第十四章 スバル1000の誕生
第十五章 FFから4WDへ
年表
主要参考文献