5月9日~11日までパシフィコ横浜で開催された、ジャパントラックショー2024。エムケー精工は大型車両専用洗車機『ビッグウォッシャー・アバンザード』を展示した。
雨が降った翌日や、砂埃が舞ったときなど、自分が乗るトラックが汚れているのはドライバー心理としては気分が下がってしまう。綺麗なトラックで走りたいと思うはず。大型トラックの洗車はホースで水をボディにかけデッキブラシや大型のモップで洗う、ということが良く見られる光景だ。場所によっては高圧洗浄機で一気に水をかけることもできるが基本的に手洗いは変わらない。
車両が大型なため洗車にかかる労力と時間は大変。できることなら大型洗車機で洗って時間を短くしたいもの。そんな中、エムケー精工の大型車両専用洗車機ビッグウォッシャー・アバンザードはぐるっと一回り洗うのに3分53秒という時間で洗い上げてくれるのが特徴だ。
洗車機に入る段階で4つあるセンサーで車種判別を行う。これにより高さ、長さを計測し、大型バス、トレーラー、10tトラック、4tトラック、2tトラック、平ボディなのか箱ボディなのか。さらにハイルーフなのか、標準ルーフなのかも判別してくれる。このセンサーのおかげで車高1850mm以上の商用ワゴンも洗浄可能になった。営業などで使用する車両も洗うことができる。一つの洗車機で多種多様な車両を洗えるのは事業者にとっても良いことだろう。
洗車はブラシで洗うが、従来機から比べて1.6倍の毛量アップした新スリースターブラシで高い洗浄力と耐久性を持たせている。もっとソフトに洗いたいというニーズに応えるため、大型洗車機初のスポンジブラシもラインナップ。ブラシの面圧を計算しながら適切な圧力をかけ汚れを落とし、サイドミラーをセンサーにより正確に回避してくれる。
オプション装備も豊富に用意され、拭き上げの手間を軽減してくれるブローユニット、サイドの下回りを綺麗に洗い流す下部揺動サイドジェット、下回りを綺麗にしてくれる固定式下部洗浄システムを用意する。下部は特に洗いにくい場所と強固な汚れになっていることも考えられるため、強い洗浄力で洗い流してくれるのは嬉しいことだろう。
そしてブラシが届かない細部や、タンクローリーのような丸い形状、さらに最近多くなっている箱部分のラッピングに対しては、アラッシュと呼ばれるオプションを装備することで、激しい気流と細やかな水滴がミスト状になってボディを洗い流してくれる。
シャワーヘッドなどで有名になった、超微細ナノバルブ発生装置もオプションで選ぶことが可能で、汚れを浮き上がらせて洗うこともできるようになった。
また、車内で生活する時間が長くなることも大型トラックの特徴。除菌や脱臭を行う、オゾン除菌脱臭機オゾン-デオを使うことで、ウイルスや花粉、タバコ、食べ物、汗・皮脂臭を軽減してくれる。ピュアなオゾンで車内をリフレッシュすることで快適な運転にもつながるはず。
大型トラックは荷物を運ぶだけでなく、コマーシャルスペースとしても活用されていることも多くなったこともあり車両は常に綺麗にしていたいもの。洗車機を導入する事業者にとっては最適な機材を導入したいはずだ。