ロールスロイス・モーターカーズは5月17日、今年も5月20日の世界ミツバチの日を祝うと発表した。今年は、同社の本拠地である英国グッドウッドの養蜂場と、世界各地に新たに設立された養蜂場での活動を通じて、国際的な次元での祝賀が行われる。
世界ミツバチの日は、野生顕花植物種の約90%、食用作物の75%以上の成長に不可欠な花粉を媒介するミツバチの保護を目的に国連が採択。ロールスロイスは、この重要な役割を担うミツバチの保護に積極的に協力している。
グッドウッドの養蜂場は2017年に設立され、約25万匹のミツバチが生息している。これらのミツバチは、食用作物や野生植物の重要な受粉者である。毎年、ボランティアの養蜂家チームが生産したハチミツを丁寧に加工し、訪問客やVIPに配布している。
今年の世界ミツバチの日を前に、11歳の名誉ジュニア養蜂家のポピー・リドルがグッドウッドを訪れた。彼女は2021年に地元新聞で自身の養蜂箱が盗まれたことが報じられた際にロールスロイスの関心を引き、8歳で初めてグッドウッドを訪問した。その際、ジュニア養蜂家として任命された。
今年初めての視察で、ポピーは養蜂家のジェイ・ハンプトンと共にミツバチを養蜂場に戻し、新しく改名された養蜂箱の命名式を行った。2017年に設置された6つの養蜂箱は、当時製造されていたロールスロイスの車種にちなんで名付けられていたが、今年は同社の120周年を記念して、創業者のチャールズ・ロールスやヘンリー・ロイスなどの名前が刻まれた。
命名式の後、ポピーは現在訓練中の見習い職人たちによるプライベートツアーを楽しんだ。また、ロールスロイスのスタッフとチチェスター養蜂協会のメンバーは、近隣のマーチCE小学校を訪問し、1年生と2年生の子どもたちに空の養蜂箱や養蜂器具を見せながら、ミツバチの重要な役割について教育した。
ロールスロイスは、地域社会との連携を強化し、持続可能な未来を目指す活動を続けている。