フェラーリは7月1日、プラグインハイブリッド車(PHEV)のオーナー向けに、2つの新しい延長保証サービスを導入すると発表した。これは同社のPHEVに初めて用意されるものだ。
新しいプログラムは「ワランティエクステンションハイブリッド」と「パワーハイブリッド」と名付けられ、フェラーリのPHEVスポーツカーの性能と優秀さを長期間にわたり維持したいと考えるオーナーのニーズに応えることを目的としている。対象車種は、『SF90ストラダーレ』、『SF90スパイダー』、『SF90 XXストラダーレ』、『SF90 XXスパイダー』、『296 GTB』および『296 GTS』だ。
これらのサービスは2年から4年のパッケージで購入可能で、フェラーリの公式ディーラーネットワークのどのディーラーでも、車の製造年に関係なく有効化できる。メーカー保証が切れた車両でも、フェラーリのディーラースタッフによる技術検査を受けることでプログラムを利用できる。
フェラーリのPHEVオーナーはすでにハイブリッドコンポーネントに対して5年間の保証を受けているが、ワランティエクステンションハイブリッドプログラムを選択すると、車全体をカバーするメーカー保証が延長される。さらに、保証を8年まで延長した場合、高電圧バッテリーパック(HVB)が無償で交換される。
新しいパワーハイブリッドプログラムでは、主要なパワートレインコンポーネントを含むメーカー保証を8年目から16年目まで延長でき、16年目には高電圧バッテリーパックが無償で交換される。
両プログラムとも、将来のバッテリー技術の進展に応じて、交換されるHVBが最新の性能を持つ新しいコンポーネントになることを保証している。また、フェラーリの他の延長保証プログラムと同様に、ワランティエクステンションハイブリッドとパワーハイブリッドは、将来的に車の所有者が変わった場合でも引き継がれる。