6月28~30日に幕張メッセで開催された「東京アウトドアショー2024」で、思わず足を止めてしまったのが、マツダブースだ。
「アウトドアショー」の名前の通り、会場ではキャンピングカーや荷物がたくさん積めるバン、アウトドアカスタムされたクルマが立ち並ぶ中、なんとノーマルの『ロードスター』が置かれていたのだ。
“ロードスターでアウトドア”というまったく馴染みのない組み合わせに話を伺ったところ、今回のアウトドアショーではマツダの本拠地である“瀬戸内”を舞台にアウトドアアクティビティを楽しむがコンセプトとなっており、そのうちの1台がこのロードスターであるという。
ロードスターでキャンプギアが積めるのか? と思うも、クルマの横にソロキャン用のグッズ一式が展示されており、これがすべて搭載されているというのだ。
大人数でのキャンプは難しくても、ある程度荷物を絞ったシンプルなソロキャンを楽しむならこれで十分。ロードスターでキャンプ場までのドライブを快適に楽しみ、キャンプ場ではミニマムなキャンプを楽しむ。そんなロードスターキャンプが、オーナーやスタッフの間で流行り始めているそうだ。
キャンプ場に颯爽とロードスターが現れたら目立つこと間違いないし、実際アウトドアショーというアウトドアギアに目が肥えている来場者たちの中ですら興味を引いていた。
アウトドアに向いたクルマでアウトドアを楽しむという当たり前の使い方もアリだが、そうではないクルマでも自分流のアウトドアを楽しむ。これもひとつの“大人の遊び方”と言えそうだ。