ボッシュ、新型電動ステアリングシステム「ServoE」発表へ | CAR CARE PLUS

ボッシュ、新型電動ステアリングシステム「ServoE」発表へ

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ボッシュの新型電動ステアリングシステム「ServoE」
ボッシュの新型電動ステアリングシステム「ServoE」 全 2 枚 拡大写真

ボッシュは、9月にドイツで開催されるIAAトランスポーテーション2024において、トラック向けの新型電動ステアリングシステム「ServoE」を初公開する。

このシステムは、完全電動のステアリングシステムであり、簡単かつオイルフリーの組み立てが可能。さらに、パワーオンデマンド機能により、環境に優しい運転を可能にする。ステアリングの機能や感触は顧客の要望に応じて調整可能だ。

また、ボッシュは「Servotwin」という電動油圧ステアリングシステムも用意している。このシステムは、油圧式のServocomステアリングシステムとスケーラブルな電動サーボユニット、そしてインテリジェントなソフトウェアアーキテクチャを組み合わせている。これにより、SAEレベル2のステアリングアシスト機能や運転支援機能、さらにはSAEレベル4までの自動運転機能をサポートする。

さらに、ボッシュのリアアクスルステアリングシステムは、独立したパワーオンデマンドシステムで、3軸以上のトラックの前軸または後軸のステアリングを可能にする。このシステムは、旋回半径の縮小やタイヤの摩耗を減少させる効果がある。コンパクトな設計により、すべてのパワートレインタイプに適応可能。インテリジェントなソフトウェアアーキテクチャが安全で環境に優しい運転をサポートし、外部からの攻撃に対する保護も実現する。

中型および大型商用車やバス向けのモジュラーで軽量化されたステアリングシャフトもボッシュの製品ポートフォリオに含まれている。このシャフトは、運転中に運転席とシャシーの間で発生する相対的な動きがステアリングの挙動に影響を与えないように設計されている。その設計はコンパクトで摩擦が少ないのが特徴である。

最後に、EPSapa highloadは、長年にわたって確立された電動パワーステアリングの高負荷バージョンであり、アスファルト、砂利、荒れた地形でも問題なく運転できる。この新しい仕様は、ボッシュの電動パワーステアリングポートフォリオを拡大し、特に北米市場向けにSUV、バン、オフロードピックアップトラックに最適という。

《森脇稔》

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