トヨタ自動車の米国部門は9月12日、『プリウス』が新たな燃費ギネス世界記録を達成した、と発表した。
ハイパーマイラーのウェイン・ガーデス氏が、米国西海岸から東海岸までのドライブで、ギネス世界記録のタイトルを獲得した。今夏、ガーデス氏はロサンゼルス市庁舎からニューヨーク市庁舎までの3211.7マイル(約5170km)をプリウスで走行し、平均燃費93.158MPG(約40km/リットル)を達成した。これは従来の記録を大幅に上回るものだ。
プリウスは20年以上前に世界初の量産ハイブリッド車として登場し、電動モーターと高効率エンジンを組み合わせた新世代の車両を世に送り出した。2000年に米国でデビューして以来、トヨタのハイブリッド技術は業界をリードし続けている。トヨタは多様なパワートレイン技術を提供し、カーボンニュートラルの目標達成に向けた取り組みを強化している。
ガーデス氏の旅は、7000フィートの山岳地帯やモハーヴェ砂漠など、さまざまな地形と予測不能な天候を経て行われた。高温の過酷な条件でも、プリウスは高い燃費効率を維持した。
ガーデス氏は、日常の運転でも燃費を向上させるための簡単なアドバイスを提供している。例えば、停止からのゆっくりした発進や、アクセルペダルの均等な圧力維持、停止前に早めにアクセルを緩めることなどが有効という。
2023年に発売された最新世代のプリウスは、新しいスポーティな外観、アップグレードされた技術を採用する。第5世代のトヨタハイブリッドシステムと2.0リットルエンジンを搭載し、FWDモデルでは194hpを発揮する。