ボッシュは、1月7日に米国ラスベガスで開幕する「CES 2025」において、eバイク向けの新しいデジタルバッテリーロックを発表する。
この新技術は、eバイクの盗難防止を目的とし、バッテリーの使用を不可能にすることでその価値をなくすユニークな機能を持つ。ボッシュのSmart Systemにおけるデジタル盗難防止製品ポートフォリオを補完するものだ。
Bosch eBike Systemsのデジタル事業責任者、Gregor Dasbach氏は、「バッテリーはeバイクの中でも高額な部品のひとつであり、バッテリーロックによりライダーは安心して駐輪できる」と述べている。バッテリーロックは、eバイク FlowアプリやKiox 300、Kiox 500ディスプレイをキーとして使用し、バッテリーのデジタル保護を強化する。
このシステムは、バッテリーがロックされると他のeバイクに取り付けても使用できなくなる仕組みで、盗難リスクを軽減する。また、デジタルキーは柔軟に管理でき、友人や家族とバッテリーを共有する際にはロックをオフにすることも可能である。
バッテリーロックは2025年夏にリリースされ、Flow+サブスクリプションの一環として提供される予定。ボッシュはこの技術を通じて、eバイクの盗難を将来的にゼロにすることを目指している。
