今のようなSUVがトレンドの王道となる前、クロスオーバー車が各社から登場した。今回は“クロス○○”のモデル名で呼ばれたフォルクスワーゲン(VW)各車を取り上げてみたい。
◆クロスポロ
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4代目『ポロ』時代の2006年9月に登場したVW初のクロスオーバー車。欧州では丸目の前期型で「ポロ・ファン」として投入、日本市場へは2005年にマイナーチェンジを受けた後期型をベースに『クロスポロ』として登場。
当時の1.4リットルモデルより最低地上高が20mm高められ、ホイールアーチとサイドシルの樹脂製エクステンション始め、17インチBBSアルミホイール、ルーフレール、専用バンパーなどを装備。専用サスペンションを採用、日本初採用のオールアルミ1.6リットルエンジン+ティプトロ付き6速ATを搭載。
◆クロスゴルフ
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クロスオーバー系の第2弾として2007年12月に導入されたのがこの『クロスゴルフ』。2005年11月登場の『ゴルフ・プラス』をベースに専用サスペンションにより最低地上高さを15mm高め、専用の前後スポーツバンパールーフレール、BBS製17インチアルミホイールほかの専用アイテムを備えた。
カタログ写真のブルーグラファイトパールエフェクトは専用色のひとつ。搭載エンジンは1.4リットルのTSIでこれに6速DSGの組み合わせ。
◆クロストゥーラン
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2004年に登場、人気を集めた7人乗りミニバンの『ゴルフトゥーラン』の後期型時代の2012年に登場。ノーマル+10mmの専用サスペンションを備えたほか、VWの純正ナビゲーションシステム712SDCW、リヤビューカメラほかを装備した。パワートレインは1.4リットル・インタークーラー付きターボ+スーパーチャージャーに7速乾式DSGの組み合わせ。
◆クロスup!
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2015年登場。『up!』のシリーズ中では最大の16インチタイヤ&会え海ホイールを装着し、最低地上高はノーマル+10mmの155mm(空車時)。ホイールハウスエクステンションほか、前後シルバー色の専用バンパー、ルーフレール、ドアミラー、サイドモールなどを装備。ボディ色は全5色を揃えた。