ホンダは2月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「第23回 H2 FC EXPO【春】~【国際】水素・燃料電池展~」に出展する。
同社は2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指しており、その一環として水素技術の開発に30年以上取り組んできた。今回の展示会では、2027年に量産開始予定の次世代燃料電池モジュールのモックアップを世界で初めて公開する。これは、ホンダが燃料電池事業を新たな柱として成長させる戦略の一環だ。
また、開発中の燃料電池定置電源のモックアップも初公開される。ホンダは燃料電池モジュールの活用領域を、燃料電池自動車(FCEV)、商用車、定置電源、建設機械と定めており、これらのコアドメインにおける実績や今後の取り組みも紹介される予定だ。
ホンダの本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 水素パワーユニット開発室長の遊作昇氏は、2月19日に開催される専門技術セミナーで「ホンダの燃料電池開発とカーボンニュートラル社会に向けた取り組み」というテーマで講演を行う。
ホンダは今後も、水素バリューチェーンにおける様々な企業との協業・連携を強化しながら、水素の活用拡大に向けた新たなチャレンジに取り組んでいく方針だ。