ポルシェの米国部門は、「第5回ポルシェ・クラシック・レストレーション・チャレンジ」を開催すると発表した。このコンテストは、クラシックカーのレストアにおける技術と創造性を称える年間イベントで、次世代の技術者とファンの育成を目的としている。
2020年の開始以来、100台以上の走行不能だったクラシックカーが復活を遂げている。今年は新たな試みとして、各ポルシェセンターがソーシャルメディアを通じて進捗状況を共有する。
コンテストは昨秋から始まり、今年10月の全国選手権で完結する。ポルシェの3つの販売地域(東部、南中部、西部)からのエントリーは、夏の間にポルシェクラブ・オブ・アメリカとポルシェの専門家によって審査される。審査はすべて一般公開され、来場者は「ピープルズ・チョイス賞」の選考に参加できる。
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アメリカ全土の200以上のポルシェセンターが、3つのカテゴリーのいずれかで競争する。「保存」部門は、車両の原型を保ちつつ、機能を向上させる。
「レストア」部門は、オリジナルの製造仕様に忠実に、ほぼ新車同様の状態に戻す。「カスタマイズ」部門は、ポルシェ・ゾンダーヴンシュ・プログラムに基づき、特別な願いを実現する。
アメリカは世界最大のクラシックポルシェ市場であり、コンテストに参加する車両はポルシェ認定の技術者によって整備される。技術者たちは約8万5000点のポルシェ・クラシック純正パーツを使用できる。
このチャレンジは、クラシックカーの保存とレストアに対する情熱を喚起し、ポルシェの伝統と革新を体現するイベントとして注目を集めている。
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